伯母山は,姫路の西にあって三等三角点のある山です。「播州野歩記」にも紹介されています([1])。一つの山ではなく,地形図で見ると南側に東西に走る二列の山並みがあり,三角点はそのうちの北側の山並みの東側にあります。さらにその北西に小さな山があり,北には山陽自動車道に沿って東西に走る山並みがあります。
登り口は,長池の近くのパチンコパーラー駐車場です。ちょっと藪っぽいですが,なんとなく登れて,登ると石切場の上に出ます。長池のラブホテルが目障りですが,ここからの展望はなかなかのものです。
ここから伯母山までは峰に沿って歩きますが,なんとなく道のようなものがあります。峰がつながっている場所では道がよくわからなくなり,三角点(179.3m)付近はかなり歩きにくかったように思います。
「播州野歩記」ではこの三角点から山を下りていますが,ここから西に,さらに北に繋がっている山を尾根伝いに歩いてみました。
西側の山は地形図で見ると綺麗に丸い形をしています。伯母山から西に歩いていったん標高100m以下まで降ります。この付近には,ほとんど道がありません。鞍部まで降りると,まっすぐに北西に登る道があります(鞍部を通る東西の道もありました)。この山の頂上は展望はありませんが,少し北に行くと山陽自動車道の白鳥パーキングエリアが見えます。ここから北東の鞍部まで降りる道は無くて,植林の間を降りました。
こちらの鞍部からは送電線鉄塔の巡視路らしきものがあります。高圧線の鉄塔まで登ると,良い景色が楽しめます。さらに灌木の間を登っていくと,191m地点に出ます。この後は尾根伝いに東へ歩きましたが,歩きやすいのは尾根の南側で,ときどき岩があって展望が開けました。見えるのは実法寺から天神山ですが,なかなか良い眺めです。 写真は,この山の上からの姫路方面の展望です。
最後は東の尾根の端で山を下りました。
これらの山は,姫路からさほど離れていませんが,はっきりした道がありません。全部歩くと時間がかかりますが,北側の尾根だけだと散歩コースと言えるくらいです。東側の送電線近くの溜池付近から送電線の巡視路を見つけて西に入って,尾根を東に歩いて降りてくると,展望もよく,楽しめそうな気がします。
展望 ★★★
藪山度 ★★☆
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