2021年7月29日木曜日

千種町西河内の猿毛・池田三角点

 


これらは千種町西河内の、後山の北のあたりにある三角点です。千種川から少し北に入ると池田の集落があります。空き家になっている大きな家が数件あり、その間から池田家の墓地に行き、そこから山に入りました。植林ですが、地形が明らかに変で、かんな流しの跡だということが明らかです。地形図では平坦なはずの尾根を歩くのですが凸凹が多く、平坦ではありません。少し北に歩くとコンクリート製の祠が置いてありました。さらにアップダウンしつつ北に歩くと、猿毛四等三角点(611.89m)という面白い名前の三角点がありました。このすぐ北に害獣避けのフェンスがありましたが、扉がありました。


ここからも、しばらくかんな流しの跡が続きますが、徐々に岩が増えてきます。尾根の地面も砂地になってきますが、周囲の地形は相変わらず起伏に富んでいます。急な斜面もあります。標高710m+のピークへの尾根は細く両側は急斜面ですが、これが人工のものかどうか、判断できません。さらに北に行くとメートル単位の岩が増えてきますが、ふと見ると東の方には石垣がありました。なんとなく神社の跡のような気がするのですが、他の石も一部は崩れた石垣かも知れません。この付近からさらに急な斜面を標高差100mほど登ると、なだらかな植林となります。暑い日でしたが風もあって良い感じでした。少し歩いて池田四等三角点(904.37m)に着きました。西側は植林、東側は自然林という尾根です。(写真)


植林の尾根が続きます。自然林もあり、なだらかで楽に歩けました。途中に意外と立派な大岩がありました。そして地形図の林道に出ました。西側は深い谷で、林道の東側は急勾配で下がっていました。この林道で池田まで戻りましたが、地形図の破線道とは少し違う所もあり、ほぼ谷の西側に作られていました。自動車で通れる状態ですが、奥の方ではおそらく水流でできたと思われる溝や岩もあるので、普通の車では無理でしょう。かんな流しの跡も、もちろんありました。これは池田林道という名前のようで、途中に空山の登山口もありました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「西河内」です。



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