2018年9月24日月曜日

多可の道の駅から登る鳴尾山

丹波市と多可町の境界にある鳴尾山には以前にも登っていますが、今回は杉原紙の里のある多可の道の駅の東の山を歩きたかったので、道の駅から登ってみることにしました。杉原紙研究所の前を通って南に歩くと尾根の先は金網で囲まれていますが、扉がいくつかあります。両開きの扉から入るといきなり足元には溝がありますが、これを渡って急斜面の藪を登ると、尾根の裾に出ることができました。あとは植林を登りました。作業道もあって楽に350m+のピークに出ると、アシビが生えている程度で歩きやすく、北の360m+ピークに行きました。ちょっと降りると林道の終点がありましたが、林道は歩かずに次の360m+に登りました。東に降りると340m+の鞍部には南からまた林道が来ています。地形図にある実線道の続きで、東の山にも折り返して登っていましたが、これも無視してそのまま尾根で登山を続けました。やや急峻な植林を登ると、511mピークに着きました。ここもアシビが生えている植林です。北に歩くと藪っぽくなり、下島四等三角点(536.14m)がありました(写真)。さらに北に尾根を歩きましたが、ひどい藪はありません。尾根がC字型に曲がっている所は、谷を渡る必要がありました。その先も植林ですが、550m+の細長い尾根は道があるだけで特に面白くもなく、やや急な斜面を登って606mピークに出ました。ここからは2013/08/06の逆コースとなります。この地点から北に降りる所は藪で、赤テープのマーキングが無ければ降りる気にはならないでしょう。

一度歩いたと言っても、歩いたのはだいぶ前ですし、逆コースだと風景も違います。たまに上りもありますが急勾配はなく、最後に真っ直ぐの急斜面を登ると、鳴尾山山頂です。三方三等三角点(753.12m)があります。周囲にはママコナが咲いていました。ここからも前に歩いた尾根の逆コースですが、登ったときには問題ない分岐も降りるときには迷う所がいくつかありました。最後は699mピークから急斜面を降りて、鳥羽坂に着きました。文化7年のお地蔵様があります。ここからの下山も2013/08/06の逆コースなのですが、これも上りと下りでは事情が違います。木に赤と黄色のテープが巻いてあるのが登山道のマークだと思うのですが、道は消えかかっており、一つのマークから次のマークが見えない所もあって悩みました。所々に低い金属の筒が立っており、NHKの共同アンテナへのケーブルが敷設してあったのだと思います。地形図の実線道の終点から鳥羽坂に登山道があるはずなのですが、途中でマークを辿ると藪の中を降りることになりました。短気を起こして谷を降りるとガレ石や倒木に悩まされますから、これが正解だったと思います。最後は舗装された林道が見えたのですが、そこへ行くには谷を渡る必要がありました。この付近の谷には石垣が作られていました。あとは林道で下山しました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大名草」です。

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