2018年9月23日日曜日

虫井神社から歩く虫井谷川上流の山

鳥取県の智頭町と八頭町の境界の山を幾つかに分けて歩いていますが、虫井谷川の上流付近は、虫井谷川を遡った時には綾木峠の方に行ってしまったので(2018/08/14)歩いていません。そこで、その残った部分を歩くことにしました。最初は、登りに2018/09/02に下山に使った尾根を、虫井谷川から登ろうと思いました。地形図には虫井谷川から西に真っ直ぐ登って行く破線道が描かれていますが、この場所に行っても橋がなく、破線道が描かれている斜面は急すぎて登れるわけがありません。虫井谷に入った所に木の橋がありますが、この付近の斜面も非常に急です。そこで結局尾根先から登ることにして、尾根先の虫井神社から登ることにしました。

実際には神社ではなく、神社の東の土砂置き場から尾根を登りました。植林で勾配も緩いので楽に登れます。しばらく登ると、大きな木が二本、石で囲まれていて、前に灯籠と思われる石が転がっていました。その後ろも石で囲まれており、虫井神社の奥の宮ではないかと思います。虫井神社はブナ林で有名と神社の説明板にあったのですが、この二本の木はブナではなく、ドングリ系の木のようでした。もちろん周囲にはブナの木もありました。

ここからは黒い蛇腹チューブと地積調査のテープに従って尾根を登りました。相変わらず歩き易いのですが、徐々に急になってきます。それでも木に捕まらなくても登れて、主尾根に出ました。ここには智頭の方向に向いたアンテナがありました。主尾根は植林で、登って行くと広くなだらかな場所に出てきました。この付近は2018/9/2に来ていますが、開放感があります。ちょっと急斜面を登ると、虫谷三等三角点(710.08m)があり、2018/9/2の逆コースを歩いて気持ちの良い尾根を抜けて、八頭町と智頭町の境の尾根まで来ました。前回は西からここに来たのですが、今回は東へ進みました。この付近は地籍調査のピンクテープが多く、道に迷うことはありません。気持ちの良い尾根を歩いて786mピークに近づくと南側が広い伐採地で、八河谷と芦津の集落が見えました。虫井神社の北股川の対岸は山の斜面が大きく崩れているのですが、その光景が良く見えました。ここから尾根は北に向かい(ピンクテープに従って降りれば目指す尾根に降りられます)、少しアシビの増えてきた尾根を歩きました。下奥四等三角点(771.47n)周囲は伐採されていて、ここでも南側に展望があります(写真)。ここからは東に尾根を歩きますが、植林が多いとはいえ自然林もあって良い感じです。710m+に上がる付近は地形図からは予想できない急斜面がありました。その後は854mピークに登る所は地形図どうりの急斜面でしたが、石英の石が多く、きれいに光っているものもあるので、それを見ながら登るとすぐに854mピークに着きました。ここは2018/08/14に来ています。

下山になりますが、まずは尾根を南に下りました。登りでは急斜面で苦労した所もありましたが、下りでも楽ではありません。2018/08/14には南の尾根から登ってきましたが、今回は尾根を真っ直ぐに西向きに降りました。ちょっと広々した場所を過ぎると少し荒れた感じにはなりますが、地籍調査のテープもあります。真っ直ぐに降り続けると、地形図どうりに林道の上に出ました。ここでもちょっと苦労して林道に降り立ち、あとは林道で虫井谷川を下りました。林道がヘアピンカーブする所は谷の奥で、ちょっとした滝がありました。この林道はあまり荒れておらず、県道6号線に戻れました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「郷原」です。

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