2018年9月22日土曜日

西粟倉村の影清・大滝三角点

岡山県の西粟倉村の三角点を二つ巡ってきました。1つ目は影清三角点です。これは西粟倉の道の駅から登りました。道の駅の目の前から東に入る道があって、駒の尾山登山道に行けるはずなのですが、東に入ると智頭急行のガードの手前で通行止めになっていました。この理由は後でわかりましたが、とにかく登り口はガードの手前から南の山に入って、トンネルの上の植林を登りました。すぐに林道が横切っていますが、無視して尾根を登り続けました。結局この後4回尾根を未舗装林道が横切っていました。尾根は植林がほとんどですから、特の登りにくいことはありません。作業道の名残も残っています。標高480m付近には共同アンテナの部品が落ちていました。最後は平坦になると自然林が少し増えてきて、影清四等三角点(691.05m)に着きました。南側は植林、北は自然林ですが、全体に植林の多い山です(写真)。なお影清というのは藤原景清のことのようですが、Wikipediaは西粟倉に悪七兵衛の伝説が残っていることに言及していません。

山頂からは北に尾根を歩きましたが、こちらも歩きやすく、林道が両側の下の方に見えると思ったら、尾根を横切っていました。しかし林道で下山するとどこに出るか分かりませんので、そのまま影石谷トンネルの北まで尾根を歩いて、北からトンネルの南出口に降りました。しかしどうやらこれは不正解で、トンネルの真上から谷を降りたほうが楽だったようです。トンネル出口の脇に降りて、コザイ峠を目指しました。しかし人家の手前まで来ると道が崩落していました。これが通行止めの理由でした。いつ崩落したのかは分かりませんが、早く修復されることを祈ります。

コザイ峠には2016/07/18に来ていて、その時はここから駒の尾山に登りました。今回は林道ダルガ峰線も、直進の愛の村パーク方面も通行止めでした。駒の尾山とは反対側の南の山に登ろうとしたのですが、峠付近には登れる場所がありません。東側の青野に行く道を少し降りると真砂土を採取している場所があったので、ここから尾根に上がりましたが、崩れやすい急斜面でした。峠の西側から登るのが正解だったと思います。

こちらの尾根も植林が主体で歩きやすいのですが、数箇所伐採されており、背を越える高さのススキが生えていて、非常に歩きにくくなっています。特に最初の伐採個所は急斜面なので西側の尾根に逃げました。ここを抜けて植林を歩くと、植林の中に大滝三等三角点(708.54m)がありました。この先も何箇所か伐採地があって、見晴らしは良いのですが、ススキをかき分けて抜ける必要がありました。その先の663mピークは黒山というらしく、黒山城跡のようです([1])。じっさい歩いていても地形に段差があって城跡だとピンときました。ただし石垣はありません。南に降りる尾根にも段差があります。そのまま下山しましたが、最後はまた下草の多い場所になり、峠(米ヶ乢?)の切通しは急すぎて降りられず、一旦西側の植林を降りてその下にあった林道に出てから峠の舗装道路で降りました。峠には明治30年の大日如来と掘られた石がありました。峠を横切る道は林道野井張線だそうで、西から峠まで舗装されています。これが地形図で峠を横切っている道だと思って下山していたら、実は最初に降りた林道が地形図の実線道で、野井張線はGoogleマップにはありますが地形図にはありません。真っ直ぐに降りれば西粟倉駅で、あとは373号線で道の駅まで戻りました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」「古町」です。

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