2018年7月22日日曜日

宮ノ前三角点から赤谷山

赤谷山には何度か登っていますし、2012/09/16にはばんしゅう戸倉スキー場からも登っています。今回は同じ戸倉スキー場からですが、北西にある宮ノ前三角点を経由して登ってみました。

戸倉スキー場の入口の北側には尾根の終端があります。入り口のゲートを入ってすぐに北に階段があり、ここから尾根先に登れます。登ると何かの装置(サイレン?)と、祠が2つあり、北西の尾根に踏み跡があります。真っ直ぐに登ると急なので、踏み跡に従って少し南側を通って登って行きました。植林なのでどうにでも歩けます。途中には自然林もあって、いかにも熊が住んでいそうです。急斜面は最初だけで、あとは楽な登りが続き、宮ノ前四等三角点(909.98m)に着きました。展望はありませんが、周囲は植林と自然林の境目で切り開かれており、良い雰囲気です。(写真)

この先はしばらく平坦な尾根が続きます。特に荒れた場所も藪もなく、気楽に歩けました。方向を北西から南西に変えて914mピークを通り、下りになります。この付近から南下方に林道が見えてきます。航空写真でもこの付近には林道が見えます。さらに南西に下って行くと、最後は急斜面となって、820m+の鞍部に出ますが、ここでは東側に林道が南北に走っています。まっすぐ東の谷に降りていく道はありません。鞍部から尾根を登ってからも、しばらくの間は林道が東側に見えていました。尾根は植林が主体で歩きやすく、南に歩いて宮向四等三角点(997.84m)に出ました。ここは以前に戸倉スキー場から別の尾根で登ってきた場所です。南側に少し展望があります。

ここから赤谷山までは2012/09/16に歩いたコースで、特に問題はありません。標高1000mを超すと徐々に笹が増えて来ますが、かき分けるくらいになるのは尾根近くの少しの距離だけです。ブナの木が多く、途中には「奥山保全トラスト」のカメラが設置されていました。私も野生動物の端くれとして撮してもらえたかも知れません。県境の尾根はチシマザサの藪ですが、切り開かれて道が作られているので問題はありません。赤谷山の山頂は切り開かれて、北側の一部を除いて全方位に展望があります。この付近の主要な山がほとんど見えるのが嬉しいところです。宍粟50名山のプレートと、落折二等三角点(1216.57m)があります。

下山は2012/09/16に登ってきたコースで、まず宮向三角点まで取って返し、東に延びる尾根を下りました。方向を間違えないように気を付けて降りて、2012/09/16に登ってきた作業道で尾根を下りました。この作業道は標高780m付近で北の谷の方向に降りて行きます。2012/09/16に登った時に、この作業道を使えば登山も楽だろうと思っていたので、今日はこの作業道で降りてみました。植林の作業道なので急勾配の植林の間をジグザグに降りていきます。いったん傾斜の緩い、地面が枝打ちした枝で埋まっている所に出て作業道を見失ってしまったのですが、その外れでまた急斜面になると作業道が復活し、再びジグザグに降りて、赤谷川沿いの林道に出ました。この道が登りに使えるかですが、出てきた場所にはあまり特徴がなく、川が道から外れる場所としか言いようがありません。川底は茶色い岩盤を水がナメている感じです。林道をまっすぐ降りて、戸倉スキー場に出ました。

戸倉スキー場には「赤谷山登山口」の標識が立っているので、降りてきたルートが正しい登山ルートに近いのかも知れませんが、他に標識は見なかったので違うのかも知れません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「戸倉峠」です。

0 件のコメント: