2025年3月28日金曜日

新宮の東山公園から登る北山三角点

 


2025/02/14に、新宮の東山公園から南の山の曽我井城跡に行き、それから北に回って東山公園に戻りました。今回は北の方の山に登ろうと思い、まず前回に登れそうだと思った200m+の鞍部を目指しました。東山公園から北東に延びる谷を登りました。昨夜の雨のせいか、谷には激流が流れていました。遊歩道が終わっても道があり、踏み跡程度になってもピンクのマーキングがあるので、それに従って登りました。谷の上の方はかなり平坦で、水流を渡る所もありましたが、その付近では水量も少なく難なく渡れました。なんとなく道らしいものが現れて、小さな切通しになっているのが前回に通った200m+の鞍部でした。


この後しばらくは2025/02/14と同じコースを北に登りました。標高290m+から東に降りていき、鞍部を過ぎて登り返して主尾根に出ました。この付近も楽に歩ける自然林です。いったん主尾根を南に歩いて、北山三等三角点(396.06m)に着きました。冬は葉が落ちているので東西に展望があります(写真)。2009/09/21に来たときとはかなり雰囲気が違っていました。ここから2009/09/21同様に北に引き返し、やや急な斜面を下って行きました。260m+の鞍部に着くと龍野揖保線四四鉄塔がありました。この鞍部は地形図では破線道が横切っています。2009/09/21にはこれを苦戦しつつ東に降りました。2006/4/22には西に降りていますが、道が無かったようです。ということで、さらに北に歩きました。


急な坂を北に登ると道は二手に分かれて、西に向かう道もあります。赤い「火の用心」はありませんが、これは明らかに巡視路です。整備された道で、龍野揖保線四五鉄塔に着きました。この先を西に向かうとしばらくは巡視路がありますが、次の鉄塔は北の斜面にあるので、途中で北に降りていってしまいます。巡視路を降りるのが一番安全なのはわかっていたのですが、尾根を歩きたかったので西に向かい、さらに北向きの尾根に降りました。マーキングはありませんが、シダが生えていると踏み跡があるのがわかりました。しかしシダはなるべく避けて北側の斜面を歩きました。最後は地形図にある破線道を目指して降りましたが、どんどん急斜面になっていきました。この付近は地形図で見ても降りるべきでない急斜面になっています。木に掴まって降りましたが、岩もあり落ち葉も滑りやすく、大苦戦しました。目指す破線道の方に行くのも難しく、降りられそうな斜面を探すと北に降りてしまいました。最終的には降りられましたが、危険な斜面でした。降りるとフェンスがあり、その外は用水路ですが、地形図の破線道のところには橋が掛かっていて扉がありました。破線道そのものは、見あたりませんでした。つくづく、巡視路を降りるべきでした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆ 最後の斜面は危険

地形図は「龍野」「安志」です。



2025年3月22日土曜日

西から登る美作の男滝山


 兵庫県からちょっと西に出たところにある男滝山には2014/03/22に男滝から登っていますが、今回は西の柿ケ原から登りました。柿ケ原池の堤防のところから少し入ると北東に谷があり、ここを登りました。勾配の緩い谷で、少し倒木がある程度で問題なく登れました。最後はちょっと木に掴まって登ると、荒れ気味の里山という感じの尾根になりました。歩くには問題ありませんが、古い有刺鉄線があるのが気になりました。踏み跡が徐々にはっきりしてくると、ボロボロの波板で作られた小屋がありました。この付近の道ははっきりしており、地形図通りの部分もありますが、東に行くと下っていきそうだったので尾根を登りました。430m+で2014/03/22に歩いた道に出ました。次の440m+のピークへは真っすぐの急勾配の岩場を登りましたが、巻き道もあるようです。もう一度急勾配を登ると地形図の実線道に出ました。これは防火帯のような広い切り開きです。これを歩いた行くと男滝山に着きました。男滝三等三角点(446.13m)は林道が曲がる所にあります(写真)。


男滝山からはさらに2014/03/22の逆コースで南に歩きました。幅広い道です。何回か曲がったあとで「Energia No.50」の札から林道を外れて西に巡視路を歩きました。黒のプラ階段を登ると西播東岡山線五一鉄塔がありました。展望があります。さらに西に巡視路を降りると北向きの尾根に行ってしまったので、戻って南西の尾根を下りました。踏み跡がありますが、ときどき見失って彷徨いました。しかし鞍部に出ると簡易コンクリート舗装の道が横切っており、北に行くと地形図どおりに太い林道に出ました。ここからは林道を歩けばよかったのですが、藪っぽい斜面を登って400m+のピークを通り、北に降りました。結局林道と合流し、林道から少し北に上ると西播東岡山線五二鉄塔がありました。巡視路を歩いてくればよかったようです。


ここからも巡視路を53号鉄塔に向けて歩きました。いったん林道を横切り、さらに390m+を通り、次の鉄塔の手前で巡視路から北西に向かう道を下りました。こちらの尾根にも道がありますが、ときどき見失いました。410m+ピークは東を巻き、倒木が増えて藪っぽくなりながらも、なんとなく北に降りていきました。最後は段になった旧耕作地で、ぬかるみを避けながら降りていくと、八幡神社に出ました。


地形図で見ると人家から遠いエリアなのですが、林道がたくさんありました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「林野」です。



2025年3月20日木曜日

西脇市住吉町から登る中口山

 


中口山には2016/12/24に東の今田から登っていますが、今回は西側の畑谷川側、それもずっと南から登ってみました。畑谷川沿いに東に県道36号線を走ると、南側に水車の見える所があります。この付近から歩き始めました。山沿いの道を少し東に歩くと、何の表示もないのですが、山に向かう道があります。ここを入りドラム缶のある荒地を抜けて林に入ると、一合目の説明がありました。説明と言っても勝尾汁のことが縦一行に書いてある青い板です。こんな調子の説明板がずっとあって、これが登山道であることは間違いありません。トラロープがずっと張られていますが、落ち葉に隠れてロープを探す必要のあった所も何箇所かあります。いきなり「うえかどのお池」の説明板もあります。斜面にまっすぐに作られた登山道なので、かなりの急勾配です。木に掴まって登るような所もあり、どこに行くのかと思ったら岩の上に行者像がありました(写真)。これが行者山のようです。


行者山には西光寺山への道標があるので、それに従って登りました。これはわかりやすい道でしたが、稜線に合流したところをまっすぐ歩いたら西に行ってしまい、あわてて戻りました。ここは2012/08/22に歩いていますが、防火帯のような広い切り開きのある尾根です。奥多々良木線八〇鉄塔を過ぎて、幅の広い道をそのまま歩いていたら今田の方に下山しそうになり、ここも慌てて机坂峠に戻りました。東に斜面を登っていくと、机坂四等三角点(479.9m)に着きました。細い木に囲まれた、なんとなく寂しげな山頂です。


この先も稜線を北に歩きました。防火帯のように広い切り開きもありますが、ずっと続くわけではありません。尾根が東に曲がる付近の鞍部は伐採された木が転がっていて荒れていました。この付近は自然林を伐採したようなのですが、伐採した木がそのままで、目的がわかりません。474m地点を過ぎて、次に尾根が東に曲がる付近は北に展望がありました。東に斜面を登るとまた幅広い切り開きになりました。いったん450m-の鞍部を過ぎてから登り返し、540m+から南に歩いて、中口山に着きました。中口山三等三角点(555.7m)があります。


中口山から北へは、2016/12/24に歩いた稜線を歩きました。こちらは切り開きはなく、ときどき岩がありますが、少々藪っぽいものの歩きにくいという程ではありません。西に向かって畑谷川沿いが望めました。571mピークまで来て、北側に降りるのは難しそうだったので、そのまま真っ直ぐ北東に斜面を降りました。こちらも落ち葉が滑りやすくて、あまり降りやすい斜面ではなく、立木に掴まって降りました。最後は植林になり、県道36号線に降りられましたが、帰り道は峠まで登りでした。歩きながら見たところでは、濫觴公園に降りるのが正解だったようです。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「谷川」です。



2025年3月1日土曜日

東から登る和気の国山

 


和気の国山には北の妙見山経由で2018/01/06に登っています。今回は東の吉井川にある新田原井堰の付近から林道田原上線を歩きました。水道施設が二つあり、そこから道が悪くなりますが、車が降りてきたのにはびっくりしました。トリアゲ山三角点に行きたかったので、道が二度目のターンをするところから尾根に上がりました。ここには名無しの動物捕獲用檻が置いてあります。尾根への斜面は滑りやすく、木に掴まってなんとか登りました。少しの楽な登りの後、東側の尾根に再び木に掴まって登り、少し大きな岩のある自然林を歩いていくと、トリアゲ山四等三角点(349.39m)がありました。周囲は気持ちの良い自然林です。


この尾根は平坦で、倒木もありますが歩きにくい所はありません。道らしきものもあります。しかし標高350mくらいになるとシダが増えてきます。それを避けながら西向きに登っていきました。看板がありましたが真っ茶色で読めませんでした。踏み跡もあって、歩いていくと展望の良い場所に出ました。地形図でも崖になっています。そのまま南に降りていくと林道田原上線に出ました。「国山 国有林」の表示があります。林道を渡り、南の520m+に登りました。ピークには頭の赤い標石がありました。これはこの先でたくさん見ました。西に降りると踏み跡があり、マーキングもあるのでそれを歩きました。マーキングの下には赤い頭の標石があることが多かったようです。しかしシダ藪で踏み跡もときどき見失いました。それでも方角ははっきりしているので、可能な限りシダを避けて歩きました。赤い標石のところで南東に曲がりましたが、ここからは2018/01/06に妙見山から歩いたルートです。道というか踏み跡というか、シダに覆い隠されそうですがマーキングがあるので問題はありません。GPSを見て曲がるべき所は気を付けて道を探しました。340m+のピークでも西に曲がる道ははっきり分かりましたが、シダの中の道です。一旦降りてから登り返すところもシダ藪で、大きな塊もあったので少し北に巻いてから南に歩いて国山(357m)の山頂に着きました。山頂プレートが二枚あり、頭の赤い標石がありますが、展望のないシダだらけの山頂です。


次は東の北谷三角点に行くつもりでした。来た道を戻っても行けましたが、あまり魅力的なルートではなかったので、南に歩いて350m+ピークから南東の尾根に降りました。350m+ピークには、人工物っぽい少し高くなったところがあって、昔はお地蔵様くらいあったかも、と思いました。ここからの南東の尾根はシダで覆われており、マーキングもありません。方向もわかりにくく、最初は西寄りに降りてしまい、シダをかき分けて東に戻りましたが、その後もシダ藪を降りました。明確な踏み跡は無いのでシダの薄いところを探しました。棘のある灌木が少なく、シダも腰くらいの高さまでなので助かりました。270m+の鞍部まで降りるとシダはなく、東に降りました。地形図では溜池がありますが、水はありません。砂漠のような風景ですが、堰堤はありました(写真)。溜池の東側の斜面は再びシダ藪で、木に掴まって登っていき、尾根に上がるとシダが減って少し楽になりました。北谷四等三角点(324.01m)は倒木の多い自然林の中でした。


北谷三角点からの下山は難しい問題です。北には傾斜が緩そうですが、地形図の溜池の先は急斜面です。とりあえず北谷三角点から東に延びた尾根を歩くと、シダ藪になりますが踏み跡があります。尾根が南東に曲がって、下り始めると地形図では両側が岩場ですが、尾根上にも岩があって展望もありました。足元は低いシダですが、踏み跡は無くなりません。こうなると踏み跡を信じて下山するしかないと覚悟を決めて、踏み跡を歩き続けました。期待どおりに踏み跡は東向きの尾根に下っていきます。ときどき踏み跡を見失いましたが、周囲を探して踏み跡に戻りました。この踏み跡はかろうじて地面が見える程度のものですが、シダが生えていると地面は見えないので、踏み跡のおかげでだいぶ楽に降りられました。尾根は南東に曲がりますが、踏み跡は東に降り続け、シダが無くなりました。しかし落ち葉の多い滑りやすい斜面で、滑りそうで危険なので南に寄って少しシダの生えている所を降りました。勾配が緩くなっても滑りやすさは変わらず、またしても木に掴まって降りました。最後はフェンスがありましたが、扉を見つけて畑に出ました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「和気」「万富」です。