2024年7月7日日曜日

谷川から登る波賀町の谷村三角点

 


波賀町上野の東の山にある谷村三角点には2010/08/27と2015/11/15に登っています。今回は東の谷川から登りました。登り口は「谷彩りの郷」付近で林道が谷川を渡っている所で、2015/11/15に下山してきた場所です。その頃と違うのは新しい林道が作られていることで、谷川を渡って北に歩くと堰堤の手前で折返してジグザグに登って行きます。しかし2回ほどターンして北に向かっていくと終点になってしまいました。周囲は非常に急な植林で簡単には登れません。林道の先を伐採した木を避けながら少し北に歩くと、岩が増えてきて踏み跡もあり、尾根登りになりました。この付近は2015/11/15に見たように南側の谷は鉄穴流しの跡になっています。2015/11/15には苦労せずに降りられたようなので、林道を使わずこの谷を登れば楽だったかも知れません。


しばらくは鉄穴流しの跡に残された細いピークをたどって登っていきました。ちょっと急斜面を登ると平らになって596mピークに着きました。ここからしばらくは楽ですが再びやや急斜面となり、標高660m付近で北から来た林道が終わっていました。さらに植林を登り続けて、稜線に出ました。南に向かってきれいな植林を歩くと鞍部にアンテナがありました。さらに登っていくと藪があり、アシビの根元に谷村三等三角点(769.85m)がありました。藪の外はきれいな植林です。少し休んでから北に戻りました。650m+ピークには共同アンテナの残骸があり、さらに次の640m+にも共同アンテナがありました。さらに北に歩くと、標高700m付近で林道が尾根を東西に横切っていました。登ってくる途中で見た林道かも知れませんが、東を見ると伐採地が広がっています。林道は使わずそのまま植林の斜面を降りて、北からの林道が山の東西に分かれる分岐点に出ました。少し林道を北に歩きましたが、林道が西に曲がっていくので植林をまっすぐに北に降りました。あとは林道を降りました。


地形図にあるように林道は谷川に近づくと南向きと北向きに分かれます。この付近の西側は鉄穴流しで削られた谷で、谷川から標高差10mも越えれば谷です。つまり簡単に川の流れる向きを変えられます。昔の人達はそこまではしなかったようですが、じっさいに谷川から西の谷に水路が引かれていました。この付近は谷川に細い橋が掛けられており、東屋があります。この付近にある、北の谷川と西の谷を隔てている細長い山は鉄穴流しの削り跡で、登ってみると馬の背が連なる面白い山でした(写真)。あとは谷川に沿って道を下りましたが、谷不動滝は案内図の遊歩道が消滅しており、北の子育て不動のところの階段を降りて眺めるようになっていました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「安積」です。



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