2020年9月12日土曜日

青垣町の榎坂

 


国道429号線の、京都府と兵庫県の境界の峠ですが、あまりに道が細いので交通量は少ないようです。もちろん国道を登っっていくのではなく、尾根を縦走して行きました。


北近畿豊岡自動車道の沢野トンネルと中佐治トンネルの間付近から谷の奥へ歩くと、南の谷に入ってく道があります。入り口には扉がありますが開けられて、自動車の十分通れる未舗装道を登っていくと峠に出ました。切り通しは両側とも登れないので、少し先まで歩いて南側から植林の斜面を登りました。少し登ると林道が東から来ていて、切通しで終点になっていました。さらに急斜面を登って尾根に上がりました。峠まで来ないで扉の付近から尾根を上がってきたほうが楽でしょう。ここから尾根を登って行きましたが、最初は切り開きがあって南から道も登ってきていました。しかし急斜面を登るところには踏み跡程度しかありません。それでも問題なく標高差200mほどをぐいぐい登って、山頂に着きました。少し北に歩いて420mピークを過ぎ、植林を下っていくと細尾根です。ここは少々倒木が多くて歩きにくいのですが、地面には固められた盛り土があって、道があったのかも知れません。374mピークを過ぎ、植林に降りてから登り返し、平らな尾根を北に歩くと、県境の日本分水界に出てきました。そのまま県境を北に降りていくと急斜面になりますが、谷に降りる前に東から道があって、地形図で破線道の通っている峠に出ました。ここは浅い切通しですが、どちらの県の方向も荒れていて道はありません。切通しの両側には「本芦田」と掘られた標石がありました。現在はこのような地名は見つかりませんが、青垣の南には芦田郵便局があるので、この付近一帯が芦田なのでしょう。


切通しの西側を登って倒木の多い尾根を歩くと、榎坂三等三角点(343.99m)に着きました。大柿さんの赤札が残っています。ここからは北側の急斜面を降りて榎坂に出ました。狭い国道の切通しです。西側はどこも急斜面で登りにくいのですが、少し南に行ってから植林を登りました。標高差70m位をまっすぐ登って尾根にでて、西に歩きました。多少のアップダウンはありますが植林で歩きやすく、390m地点を通り、いったん北に向きを変えてから西の尾根に降りました。この先は草の生えている所もありますが、植林が多いので歩くには問題ありません。363mピークには行かずに南の尾根を降りて、あとは一本道ですが、290m+の尾根が分岐する付近は西側に金網があり、西側に少し降りて歩きました。その後はまた植林に戻りましたが、最後は金網に突き当たりました。ここは東西どちらに降りるか悩みましたが、道路の見えている西に降りました。金網伝いに降りられましたが、金網が道路に沿って曲がっているので出られないかと焦りました。しかし結局は倒木(わざと置いた?)の上を歩いて道路に出られました。


途中3箇所で動物観察用のカメラを見ました。近くに兵庫県森林動物研究センターがあるのと関係しているのでしょうか?新しい地籍図根三角点もいくつかありました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「福知山西部」です。



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