2018年8月4日土曜日

千種川から登る大鳴山

千草町の南に位置する大鳴山には、2017/09/03に北の黒土の滝から登りましたが、千種川から直接登れないか検討しました。すると、地形図では千種川沿いの県道72号線から、大鳴山へ繋がる尾根に向かって破線道があることに気付きました。行ってみるとこれは関電の巡視路です。まず植林を上がり、それから尾根沿いに登ると、千種佐用線二四鉄塔がありました。1系統の小振りな鉄塔です。この場所はさほど登っていませんが既に展望は良くて、千種川沿いに南方面が見えます。さらに登っていくと、川向かいの集落や笛石山が見えるようになります。少し急な植林の中を登っていくと、直射日光の眩しいススキの茂みに出ました。ススキをかき分けて登ると、山崎智頭線三五鉄塔がありました。ここも眺めの良い場所ですが、日差しが強くて参りました。

すぐに林に逃げ込んで、林の中を歩きました。傾斜は少なく、614mピーク付近までは自然林もありましたが、あとはほぼ植林となりました。たまに三室山が見えます。この道は関電の巡視路なので整備されています。尾根上が伐採地の場合はそれを避けて林の中に道があります。700m+のピークの植林には、34鉄塔への赤い火の用心があります。ここから東にまっすぐ歩くと、大鳴山の頂上に出ます。伐採してあるので明るいのですが、展望は皆無です。大鳴山三等三角点(742.88m)があります。(写真)

山頂からは2017/09/03と同じルートで巡視路を通って南に歩きました。時々巡視路を見失いますが、問題なく歩けて、山崎智頭線三三鉄塔に着きました。紅白の鉄塔で、高さは60mほどあるのではないでしょうか。ここも展望地です。ここから植林を降りて、前回同様に金属製の橋を渡って、林道に出ました。地形図ではここから西に谷を降りる破線道があって、それが下山には一番近道なのですが、この方向は草の生い茂った小川が流れているだけで、歩けそうもありません。そこでとりあえずは林道を南に歩きました。

この林道は少しずつ谷を登って行き、そのうち舗装道路になりましたが、峠を越した付近で終わってしまいました。地形図ではそのまま志文川まで行っているのですが。道が終わった先には作業道があり、これは山裾を巻いていく感じで、山側にはネットが張られています。いちおう重機で作ったような感じの道ですが、低い松が生えていて歩きにくく、しかも最後はこれも終わってしまいました。この先は作業道の名残があり、消えかかりながらも斜面を横切って行きます。しかしそのまま斜面を伝っていくと千種川には絶対に出られないので、山側の傾斜が緩い所で西の山に登り、尾根を西に歩きました。西側の谷は植林で、それを渡って尾根に上がってからは尾根の西側斜面につけられた作業道を南に歩きました。この付近は2011/04/03に来ていますが、その時には尾根を歩いています。斜面の作業道は崩れ気味でトラバースと変わらない場所もありますが、不思議と消えることはありません。途中で林道ツヅラ線(谷の北から志文川に延びている道)の突き当りになる鞍部には、たくさんのスラグが落ちていました。周囲を見回しても鉱山の入り口はなかったのですが。

この先もさらに西側斜面の作業道を歩きました。すぐに地形図の破線道と思われる作業道になりましたが、道の状態は相変わらずで流れて消えかかっています。そのまま南に塩地峠まで歩いても良かったのですが、斜面の作業道は疲れるので、降りやすそうな尾根を見つけて西に降りました。この尾根は多少は急でしたが、他の斜面に比べればずっとマシだと思います。途中に「村」という標石があって、眼下に村が望めました。地形図で塩地峠から北に延びる破線道と思われる付近に来ると、確かに道が尾根を横切っていました。これかと思って北に行くとなんだか登りになっていきます。変だと思って見回すと、一段下にもっと幅の広い道がありました。こちらがかつて千種から山崎への街道だった道で、県道72号線に降りた所にある県教育委員会による説明板では幅6尺に作られたとあります。しかし崩落が激しく、人が歩くのがやっとという場所がいくつもあります。しかも谷に来ると堰堤が作られており、沢を横断する道は消えています。路面上はガレ石が多く、歩くだけでも疲れました。最後は害獣除けの扉を通り、墓地の多い付近を抜けて、県道に降りられました。

このコースの難点は下山だと思います。急斜面でも尾根を探してまっすぐ降りるのが正解でしょう

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「千草」です。

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