2018年3月10日土曜日

美作市大原の滝山

この山は地形図に名前が載っていますが、登山コースは特に無いようです。とりあえず大原から国道429を西に走り、滝から北に曲がって大滝川をさかのぼった付近で車をとめました。大滝川を国道が渡る橋の両側に道がありますが、東側の道を歩きました。この谷は柵で囲まれた耕作地ですが、東に歩くと峠に出てきます。ここから尾根を登りました。動物捕獲用の罠がいくつか仕掛けられていましたが、自然林の気持ちの良い林で、葉が全部落ちて見通し抜群でした。足元には下草はなく、落ち葉を踏んで登っていきました。道は特にないので木に掴まって登りたいのですが、木の密度が低くてそうもいきません。とにかくなんとか456mピークに出て、あとは割と平らな尾根歩きとなりました。

ここからの尾根も歩き易く、平坦でもありどんどん歩けました。最後は急登となって尾根に上がりました。滝山は西の方向なのでここは西に降りるべき所ですが、ちょっと東の520m+ピークを見に行きました。予想どうり、特に何もありません。たまに赤いマーキングがありますが、本当に倒木以外は何もない尾根です。何もないことを確認して、予定どおりに西に引き返し、一度鞍部に降りてから500m+に、そして木成四等三角点(505.95m)のあるピークに上がりましたが、ここは倒木だらけでした。しかしおかげで北側の山々がよく見えました。そして三角点より高い522mピークに行って、そこから南に降りました。特に問題もなく430m+の鞍部まで降りましたが、鞍部の付近は少し倒木が増えました。地形図の破線道は見当たらず、そのまま南に歩くとその先の鞍部には横切る古い道がありました。そのまま500m+のピークに上がり、西に登ると、滝山の山頂に着きました。本谷三等三角点(583.57m)がありますが、周囲は荒れ気味です(写真)。

滝山からはすぐに南に降りる予定でしたが、歩きやすくて物足りない感じだったので、もう少し西に歩いて、570m+の広いピークまで行きました。この付近は倒木地帯で、来るべきではなかったかと思いましたが、南向きに尾根を降りると植林で歩き易くなりました。そのまま歩いて、植林の倒木の多い尾根を通って561mピークに着きました。この場所だけは自然林で、なんとなく落ち着いた感じの場所でした。南側には林道がありましたが、おそらく小房の方から来ているのではないかと思います。ここからの下山はなるべく出発点に近い方向と思ったので、南東に尾根を降りました。何も考えずに降りましたが、途中までは道というか溝が付けらられていました。その先は自然林で、急斜面になったと思ったら暗い植林になりました。最後は谷に出て、国道に出られましたので、正解だったと思います。

寄り道して3時間半ほどかかりましたが、倒木の多い数カ所を除けば歩き易い尾根でした。葉が落ちて見通しの良い冬もよいのですが、新緑の季節にも歩いてみたいと思います。滝山という名前は滝があるからではなく、滝の集落の近くだからでしょうか?

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」です。

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