2015年10月17日土曜日

福知山線谷川駅の裏山

谷川駅から福知山線は石戸川に沿って北に延びて奥野々トンネルを抜けて柏原へ向かいます。これに沿って東側の山を歩いてみました。登り口は駅の北の墓地で、害獣避けの金網がありますが、墓地の向かって左端に扉がありました。ここから雑木林の急斜面を登って尾根に上がりました。最初の目標は220m+のピークです。広く延びたピークで、北の端には人工と思われる段差がありました。次の目標は地形図で300m+に描いてある送電線の鉄塔です。植林の多い歩き易い尾根でした。鉄塔は奥多々良木線六三ですが、その北はややきつい藪でした。藪を抜けると歩き易い尾根に戻りました。

342mピークを過ぎて、共同アンテナを過ぎ、次の目標は奥林四等三角点(346.12m)です。三角点を過ぎると350m+ピークから尾根は東に方向を変えて、巨大な播磨中央線九六鉄塔からの展望を楽しみ、やや急登の後に409mピークに着きました。これも長く延びたピークで、明確な段差がいくつかありました。このピークは奥野々峠を見おろす位置にあり、見張りのための山城があったとしてもおかしくありませんが、特にそのような情報は調べた限りでは見当たりません。東の端まで歩くと柏原方向が木々の間から見え隠れしますが、展望があるのは尾根が南に曲がって岩の多い下りになってからでした。尾根はこの後東に折れて386mピークで西に折り返します。岩が多くなり、南側にまるで城壁のように岩が露出している場所がありましたが、人工的なものではありません(写真)。ここを通って、坂西谷三等三角点(432.81m)のある本ルートの最高地点に出ました。

ここからの下山がちょっと悩んだところで、西に行って熊野神社に下山するのが近道ですが、南に325mピーク経由で送電線を見に行くことにしました。植林を抜けて播磨中央線一〇〇鉄塔に着き、巡視路で降りようとしたのですが、南向きのプラ階段の下で道が消えていました。仕方なくシダの間に作業道を探して植林の尾根に出て、下山しました。最後は道路脇に金網があり、扉はあったのですがなかなか開かなくて苦労しました。場所によっては金網は必ずしも続いているわけではないようなので、場所を選べば苦労はなさそうです。それよりも、三角点から熊野神社経由で下山するのが正解だったと思います。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。

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