朝来の絵本三角点は、2012/08/30に田路から登り、2013/05/18には神子畑から登っています。今回は神子畑川沿いの老波(しわ)から登ることにしました。老波には姫ノ宮神社があります。山裾の急斜面に作られた神社で、神社の上は急斜面でフェンスもあるので登れそうもありません。神社の西には扉があってコンクリートの法面の下に出られるので、ここから少し法面を無理やり登り、端から藪に入り、植林に上がりました。まったくお勧めできない登り方でした。尾根に上がればネットがあり、周囲は植林がありますが尾根上は歩きやすい自然林です。ときどき少しだけですが展望があります。朝来市の地籍図根三角点があり、歩きやすい尾根が続きます。標高500m付近は急斜面です。自然林で下草や藪は無いのですが、細いところが多く、滑り落ちないように注意が必要でした。細尾根は岩が多く、710m+ピークの地籍図根三角点を過ぎると細い尾根に木が生えており、古いネットと有刺鉄線が張られていて、尾根の中央は歩けなくなりました。雨上がりで滑りやすいので注意して歩き、急斜面を登って786m地点を過ぎ、また急斜面を登って地籍図根三角点のある900m+の尾根に上がりました。ここは2013/05/18に通っていますが、相変わらず細尾根の多い自然林の尾根で、南に行って870m+のピークに上がりました。ここは2012/08/30に田路から来た所です。ここから自然林を急斜面を降りて登り返すと、絵本三等三角点(923.91m)に着きました。三等三角点にしては大きな標石で、地面からかなり出ていました。周囲は広く伐採されています。
下山はまた急斜面を降りて登って870m+に戻り、2012/08/30の逆コースで南東に歩きました。こちらも細い尾根が続きましたが、踏み跡があります。急な斜面を降りるところもあり、特に783mピークからは木に掴まらないと降りられない斜面でした。ここは2012/08/30に登ってきた所で、伐採されていて眺めの良い所です。12年前の枯れ木はいまでもありましたが、枝がほとんど折れていました(写真)。ここもネットのある細尾根を東に歩き、植林に入ってほっとしました。植林は歩きやすいのですが、610m+に上がる付近は急斜面でした。また細めの自然林の尾根が続き、金属プレートの漆山四等三角点(555.91m)に着きました。ここからは北の尾根で下山しましたが、急斜面が続きました。国土調査の青い杭が尾根の真ん中に敷設されていますが、そこを降りられるわけではありません。植林も自然林も木に掴まらないと降りられません。最後はなにやらフェンスで囲まれた草地に車が放棄されており、お地蔵様が二体ありました。新しそうな昭和2年のものには、「右ハ山道 左ハ田路」と書いてありました。ここの谷は確かに田路に通じており、地形図でも破線道がありますが、もう道が残っていないことは2012/09/15に確認しました。
6時間以上かかっており、細尾根が多くて疲れました。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「但馬新井」「神子畑」です。