2020年2月9日日曜日

赤磐市の金子山

この山は、熊山から小野田川を北西に遡った所にあります。美作岡山道路の東側に位置しています。まずは岡の集落付近から北に歩き始めました。小野地の集落を抜けて登っていくと、段々畑が続きます。そして一番奥の溜池の奥まで行くと、峠でした。石仏が2つあって、1つは何が彫られているのかわからないくらい風化しています。峠から北東に斜面を登りました。藪ですが枝を払う程度で登れます。少し登ると、古墳らしきものがありました(写真)。炭焼き窯かも知れないと思ったのですが、大きな岩を上に載せてあります。金子山の北には加三方磐座遺跡というものもあり([1])、他の尾根筋でも古墳が確認されているとのことなので、おそらく古墳でしょう。さらに登ると岩が増えてきて、最後に大きな舟形の岩があり、そこからはシダが膝くらいの高さまで生えています。しかし少し我慢して登ると尾根に出ました。尾根には広い道があって、快適でした。少し東に歩くと、加三方三等三角点(299.79m)のある金子山の山頂に着きました。展望はありませんが、周囲の自然林は良い感じです。

山頂からは尾根道を東に歩きました。この付近にはピンクや白の荷造りテープのマーキングがあり華やかですが、このマーキングは山頂より西では北へ行っていました。東へずっと歩くと、やはりマーキングは最後は北に行ってしまいましたが、そのまま東に歩きました。道はあるのですが、花折四等三角点(187.52m)は藪の中でした。三角点の東では道が見つからず、適当に藪を歩きました。方角がわからず困りましたが、南に曲がる尾根を見つけると背の高い笹が生えている道らしきものがありました。そのまま降りていくと2階建てプレハブと、大量のゴミが残された別荘(?)の廃墟、それに数台の自動車の残骸がありました。道を降りると、峠に人家があり、江戸時代の墓がありました(Street Viewで確認できます)。ここから未舗装の道を殿谷まで降りました。この道は地形図では実線道で幅は確かに広いのですが、笹が背丈以上に伸びている場所があって、車が通れる状態ではありません。途中に太陽光パネルが設置されており、その付近からは良い道になりました。何の花も咲いていない熊山英国庭園を見て帰りました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「万富」です。

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