2018年4月7日土曜日

閑谷学校から義方山

閑谷学校はとても有名な文化遺産で、キャンプ場も併設されています。その奥には地形図には義方山という山があり、ハイキングコースを使って登れそうなので行ってみました。

旧閑谷学校をキャンプ場の方へ歩くと、黄葉亭というとても落ち着いた藁葺の小さな家があって、そこから右に「備前市森林公園 閑谷の森」という標識があるので、そちらに向かいました。坂を登ると市谷池という溜池があり、山に登る分岐があります。ここから階段の遊歩道を登りました。コバノミツバツツジが両側に咲いていて、最高のコンディションでした。しばらく頑張って登ると、階段のない道になって気持ち良く歩けるようになりました。遊歩道は264mピークを東に巻き、次の260m+ピークも西に巻きます(ここには熊山が見える見晴らし台があります)。遊歩道はその先の鞍部で東に降りていきますので、ここで正面の藪に入りました。ツツジが咲いていますが、藪には違いありません。灌木だけでなく、場所によっては膝くらいまで伸びたシダが生えています。シダの間に踏み跡を探しながら歩いていくと、シダの間に大蔵山三等三角点(288.04m)がありました。展望は全くありません。

さらに義方山を目指して歩きましたが、どんどんシダの背が高くなりました。大きなシダの塊に突っ込まないように道を探して歩くと、なかなか思った方向に行けません。尾根上はシダが育っているので、南向きの谷に入り込んでしまい、東の尾根に登りました。そして義方山の西の尾根に向かいましたが、この付近は腰くらいの高さのシダで埋まっていました。どこが道か分からないのですが、踏み跡と思われる所を歩きました。義方山に向かって登り始めるとシダは少し減り、枝をかき分けて登ると、320mの山頂と思われる付近には標石(写真)と銃猟禁止区域の立札がありました。

義方山からは北に降りましたが、ここも大きなシダの塊を避けたので尾根から少し東に外れた付近を歩きました。鞍部には横切る道があったかも知れません。300m+ピークには岩が少しと銃猟禁止区域の立札がありました。この北もシダが多く、少し尾根から降りてシダの中に踏み跡を探して歩きました。再び標高300mを超すと西にも降りられましたが、溜池に突っ込みそうだったの更に北に歩きました。やや間隔の狭い灌木の藪で、時々シダ藪もありました。ツツジが咲いていなければ歩きたくない山です。しかしそれでも大きなシダ藪に突っ込んで身動き取れなくなることはなく、290m+のピークに上がって、西に尾根を曲がりました。こちらの尾根でも尾根の中心から南側はシダが多く、北側にシダの無い場所を探して歩きました。そのため時々尾根から外れそうになれました。それでもこの付近はツツジの密度が高く、目を楽しませてくれました。写真を撮ろうと思ってシダをかき分けて近づくと、方向を間違えがちでした。それにこの尾根は意外と地形が複雑で、主尾根を見失いがちでした。そして尾根の西の端では大きな岩の上に出てしまい、大きく南側に迂回しました。黄葉亭の前から見上げると、木の間に大きな岩が見えると思います。

ツツジの多い山で、視界からツツジが見えなくなることはありませんでした。しかしシダの多い藪山なので、山歩きを楽しむには向いていません。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「和気」です。

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