2018年4月14日土曜日

氷上町から登る鳴尾山

鳴尾山は多可町と氷上町の境界付近にある山です。以前(2013/08/06)に多可町の鳥羽から登りましたが、今回は東の氷上町から登ってみました。とは言うものの登山道があるわけではありません。氷上町三方の山裾を歩いているとゲンジボタルのための親水施設があり、そこから山に入る道がありました。入っていくと扉があり、開いていたので楽に植林に入れました。植林の中を登って行ったのですが、作業道がところどころにあるとは言え、登山道があるわけではありません。北側の尾根に登らなければならなかったのですが、最後は真っ直ぐに上がっていく切り開きがあって、そこを通って尾根に上がりました。

尾根に登ってもはっきりした道はなく、相変わらず急峻です。木に掴まって登る所もありました。さらに北寄りに尾根を登らねばならないのですが、ここからは金網が張られていました。金網に沿って登ればよいので方向が定まってよいのですが、金網の東側を登っていったら、北の尾根に出るところで金網が東に曲がっており、出られなくなりました。出入り口を探したのですが見つからず、結局金網の下に少し隙間のある所を見つけて地面を滑って抜けました。この手の金網には何度も悩まされています。

金網の向こうの尾根は間伐された植林で、これも急斜面です。枝が落ちているのでこれまでの藪と同じくらいに登りにくいのですが、少し登ると滑車やワイヤーが残っていました。この付近からは少し勾配が緩くなりますが、アセビの藪です。大きな岩が増えてきて、569mピーク付近にも大きな岩がありました。ここで少し尾根は平坦になりますが、開けた場所はなく、藪が続きます。その後は植林の中に道があり、だいぶ登りやすくなりました。それでも藪っぽいことには変わりありません。最後に急斜面を登ると、鳴尾山の頂上に着きました。標高差600mほど、ほぼ2時間の登山でした。三方三等三角点(753.12m)があります。(写真)

下山は普通なら北か南に市境の尾根を歩いて峠から谷を降りるのですが、どちらの谷もあまり楽しくないことは知っていたので、北に尾根を降りることにしました。こちらの尾根は最初は急ですが、あとは比較的緩やかです。植林が多く、藪の中にはっきりと道が付けられていました。アセビの藪になっても黄色い杭があって、尾根を外すことはありません。この季節だけではありますが、ツツジも咲いていました。430m地点から下の植林が一番急勾配でしたが、このコースは登山道として適当なものだと思います。真っ直ぐ降りると桜大池(三方大池)に出てきました。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大名草」です。

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