2018年4月8日日曜日

三日月の判官三角点

これは、上月の西、姫新線の北側の山です。登り口は和田の付近で探しました。なんとなく山裾を南に歩いていくと、姫新線の近くに害獣避けの扉があり、その西から植林に上がれました。植林の上はコブシの植えられている急斜面でしたが、足元は落ち葉で滑りはしません。190m+の山頂まで登ると小さな祠があり、中は空でした。周囲はコバノミツバツツジが咲き乱れていました(写真)。山頂から北西に降りましたが、この付近の周囲もツツジが多く、ピンク色に囲まれた感じでした。地元の人が花見に来ないのが不思議です。下から見上げるとほとんど花は見えないので、隠れた花見スポットと言えるでしょう。

ツツジを見ながら尾根を歩きましたが、道があって楽に歩けました。150m+の鞍部は道が横切っていました。この先240m+のピークまで、ツツジを見ながら歩きました。道は幅広いものですが倒木が多く、ツツジの多い尾根上を歩いた部分のほうが多いと思います。ピークまで来ると伐採地がありました。伐採地を抜けて、伐採地を西に見ながら210m+の鞍部まで降りると、東から道が来ていました。この道は南のピークを北に巻きますが、ツツジがきれいだったので220m+ピークに上がりました。しかしここは笹藪なので、道を歩くに越したことはありません。これは次の270m+ピークでも同じで、道もかなり荒れていますが、道から逸れると倒木だらけの藪でした。その西は植林となり、判官四等三角点(290.07m)は植林の中にあります。

三角点の西は少し植林が続き、自然林になっても竹が生えていたりします。再びツツジが見られたのは、270m+ピークを過ぎてからでした。この付近は荒れているだけでなく地形が複雑です。地形図には破線道があり、確かに溝があるのですが、倒木で埋まりがちでした。倒木を避けつつツツジを見ながら歩くと、植林に出てきました。ここはシイタケの栽培をしているようです。ここを少し上がると開けた場所に出て、道が通っていました。290m+ピークの東側です。この道は地形図どうりに東にある340m+ピークの西の麓を通っていますが、そのピークに上がっていく道があったので登ってみました。この道はピークの南側に上がっていきます。ツツジがきれいだったので見ながら歩いていると、ピークには行かずに東に降りていきそうになったので、戻ってピークへの踏み跡を探しました。笹の間にかろうじて踏み跡らしい隙間を見つけてピークまで登ると、ピークは広く空き地になっていました。北側に降りる所には化学肥料か何かのタンクがいくつか並んでいました。舗装道路に降りると杉坂峠への道標があり、県境を歩いていたことに気が付きました。

山の上はツツジが満開でしたが、下から見上げるとほとんど見えません。もったいないことだと思います。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「上月」です。

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