2016年12月3日土曜日

北から登る丹波市山南町の大部谷三角点

先週の続編です。気持ちの良い山だったので北からも登ってみました。奥野々トンネルを抜けると県道86号線の南に工場がありますが、その先の五霊三角点を南に入りました。これは谷に入る道ですが、未舗装になると害獣避けの扉があったので、その手前に車をとめて歩き始めました。すぐに東側の尾根に登ろうと思っていたのですが、急斜面の藪で、非常に登りにくそうでした。突撃を躊躇しつつ谷の道を歩いていくと、地形図にもある堰堤がありました。かなり古いもののようです。二つの堰堤の南側の尾根を登ることにしました。急斜面ですが容易に登れる尾根でした。そのまま主尾根まで急斜面を登りました。このあとは376mピークを過ぎて、楽に金属プレートの大部谷四等三角点(464.75m)まで歩けました。途中は植林が多く、基の間から柏原が少し見えます。

大部谷三角点からは、北東に歩きました。植林も自然林もありますが、踏み跡がちゃんとあって、歩き易い尾根でした。急坂もありますが、道は付けられています。464mピークには関電の反射板があり、大きな柵が道を塞いでいます。これを過ぎて東に降りる付近は地形図によっては崖のマークが描いてありますが、実際にほとんど崖です。巻いて降りるにしても両側が急斜面なので、マーキングのある尾根を中央突破しましたが、足元が崩れやすく、非常に危険でした。滑落してもどこかでは止まると思いますが、這い上がって来るのは大変でしょう。木に掴まっても枯れ木ばかりですぐに抜けます。写真は少し降りた付近ですが、崩れやすい雰囲気だけは分かるかも知れません。恐る恐る、なんとか降りると小さなピークがあって、その先の鞍部には柏原町と山南町の境界の標識がありました。確かにそうなのでしょうが、両町とも道は怪しげでした。

鞍部から東はまた登りで、歩き易い植林と自然林を抜け、最後は急斜面の植林を登ると、金属プレートの金山四等三角点(501.36m)がありました。ここにはいろいろな杭やポールがあり、「馬頭 502m」という札が掛かっています。昭和43年の「大山」というこの付近ではよく見る円筒も立っていました。ここには2016/01/16に金山に行く途中に通っています。前回同様に北に歩きましたが、今回は金山の方向には行かず、真っ直ぐ北に丹波市と篠山市の境界を歩きました。この付近の植林はちょっと荒れ気味で、間伐材が転がっていますし、藪っぽい場所がありますが、480m+ピークを過ぎて鞍部に降りると道がありました。これは地形図の破線道のように468mピークには向かわず、そのまま西の斜面を降りて行きました。素直にこれを歩くと、尾根に溝が何本も付けられており、それを辿って西に長い尾根を降りました。最後は金網がありましたが、扉に突き当たって、道路に出られました。

464mピークの東の難所は今後もますます崩落が進み、本物の崖になるものと思われます。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「柏原」です。

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