2016年12月24日土曜日

篠山市今田の中口山

中口山は篠山市といっても西のはずれにある山で、黒石ダムの西の山です。中口山の西側はゴルフ場なので、あまり歩く気にならなかったのですが、いちおう地形図に山名もあるので、歩いてみることにしました。

登り始めは今田町黒石の尾根先にある切通しです。急斜面の藪を登ると、笹の生えた尾根に乗れました。ここから長い尾根歩きとなります。しかし少し登って下ると金網があって扉があります。ここが山への入口ということでしょう。扉を抜けると広い尾根となり、歩き易くなりました。ちょっと標高が上がると、この辺の山にはつきもののシダが生えていますが、低いシダの間を少し歩くとまた広い尾根になりました。尾根上は幅広く木が切ってあり、防火帯かも知れません。枝の隙間から少しゴルフ場が見えますが、展望は良くありません。507mピークを過ぎて、ちょっと降りてまた登り、その北で尾根は東に折れますが、幅広い切り開きは北に曲がって、中口山に着きました。山頂付近は身長よりも高い笹に覆われています。しかしほとんど枯れており、切り開きはちゃんとしているので、問題なく山頂に着けました。中口山三等三角点(555.70m)は笹薮の中です(写真)。

山頂を過ぎると笹薮も脱出できます。もう一箇所笹薮がありますが、それを抜けると西光寺山から延びる畑谷川に沿った尾根と合流します。この付近で防火帯のような切り開きはなくなりますが、553mピークを過ぎると北側が伐採されている場所があって、西脇方面がよく見えました。その先も少し藪っぽくなりますが歩きにくいことはなく、571mピークに着きました。

ここからは下山なのですが、黒石ダムに降りると崖がありそうだったので、出発点に近い方に降りることを考えました。571mピークの付近から方向を定めて急な斜面を降りて行きました。斜面を降りて笹が茂っている所を抜け、少し登ると金属プレートのネジキ四等三角点(500.28m)がありました。この付近はかなり藪っぽく、枝をかき分けて歩かねばなりません。そのまま南に尾根を伝って降りるつもりだったのですが、笹薮の密度が高く、歩きやすそうな場所を歩いていくと、そのまま谷に降りてしまいました。谷には地形図では破線道がありますが、それらしきものはありません。しかし見上げると反対側斜面に林道があったので、それで下山しました。

2時間半ほどの山歩きですが、意外と歩き易く、ゴルフ場も気にならないコースでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「谷川」です。

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