2016年12月23日金曜日

篠山市今田の虚空蔵山

篠山市南端の虚空蔵山は、山歩きの記録がたくさんネットで見つかるので、人気がある山のようです。その理由の一つは、この山は福知山線の藍本駅から登れて、縦走すれば草野駅に降りられるという阪神方面の登山者の利便性にあると思うのですが、姫路からだと山の東側まで行くのは面倒なので、西側の今田から登ってみました。

登り口は陶の郷で、[1]に詳しい情報があります。遊歩道が整備されていて、1292mの登山道は、関電の巡視路のようです。最初は植林の中を登りますが、急勾配には階段が作られています。途中にはベンチもあります。主尾根に出ると楽なところもありますが、いかにも登山しているという気分が味わえます。この付近の岩はスレート状に瓦くらいの厚さに割れているものが多いようです。と思っていると大きな岩があって、登ると三田の方向がよく見えます。このすぐ上が山頂で、南方面の写真と説明書きがありますが、だいぶ傷んでいるのが残念です。

山頂からは北に縦走しました。縦走路も整備されていて問題なく歩けました。途中で鉄塔への分岐があり、そこからも立杭方向に下山できそうでした。縦走路はいったん北西に降りて、鞍部に出ます。ここには丹南線14鉄塔が立っています。送電線は尾根と並行して走っているので、尾根からはいくつもの鉄塔への分岐があります。この先の草野三等三角点(495.89m)のあるピークは、八王子山という名前のようです(写真)。

この後、今田側への下山はちょっと悩む所です。地形図では破線道が尾根を不思議な場所で横切っています。切り開きのない藪を抜けて行ってみましたが、道はありません。しかし、そのまま尾根を北西に下っていくと、なんとなしに切り開きがありました。そのまま鞍部まで降りましたが、鞍部を横切る道はありません。藪はひどくないので、ここから今田側に降りてみました。ひどい藪はなく、なんとなく作業道に出てきました。この谷は広谷川というようで、堰堤が二つあり、無事に今田町休場に降りられました。

虚空蔵山には聖徳太子が建てたと言われる寺の跡もありますが、これは藍本から登らないと通れません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「藍本」です。

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