大路山というのは、宍粟市と養父市の境界のいわゆる日本分水嶺にある山で、大路三角点があるので大路山と呼んでおきます。何度か行ったことがありますが、南の倉床川から真っ直ぐに登ってみることにしました。この日は天気が悪く、ショートコースを選んだのです。
宍粟50名山の銅山登山口の標識が立っている、倉床川が3つの支流に別れる地点で、北向きに「作業道 大路線」があります。これを歩いてヘアピンターンすると大路線は尾根を横切りますが、この尾根が登るべき尾根です。大路線は切通で尾根を横切っているため、切通の法面を登らねばなりませんが、これはかなりの難題でした。木の根に掴まって尾根に上がると、歩きやすそうな植林の尾根道となりました。道と呼ぶほどのものではありませんが、切り開きがあります。そのうちにブナやコナラの自然林になりますが、小雨の中とはいえ、気持よく歩けました。途中には広々とした平らな場所もあるのですが、岩場の細尾根もあって悪天候向きではありませんでした(写真)。そして少し藪っぽくなってきた尾根の地形図通りの最後の急斜面を上がると、大路四等三角点(822.47m)がありました。8月だというのに気温は20度以下だったと思います。一面の霧でした。
悪天候なので下山は無難なルートにしました。北に分水嶺を歩いて大路峠に降りました。ここまで登ってきて西に歩くのが推奨の銅山登山ルートのようです。ここからはその登山ルートで下山しましたが、よく整備されていました。植林の中の作業道を降りて大路線で下山するのですが、大路線が崩落している場所にはちゃんと迂回路が作られていました。
2時間ほどしか歩いていませんが、この天候では適当だったでしょう。姫路からの往復にかかった時間のほうが長いのですが。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「大屋市場」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿