2016/07/23に鬼ヶ城から登った若桜の弁天山で見たブナの原生林が忘れられず、もう一度見に行くことにしました。先週(2016/08/05)東山と鳴滝山に登るのに通った糸白見渓谷から登ることにしました。
先週と同じ、「東山」と書かれた丸い標識のある林道への分岐の北側から登ることにしました。北側は急斜面ですが、少し西に行って楽そうな所から登ると、斜面の上は広い平坦地で昔は畑だったようで、下から見える岩は石積みのようでした。ちょっと登ると尾根先に乗れたので、ここから三倉富士に向かって真っ直ぐに尾根を登りました。予想してはいましたが、かなりの急斜面で、しかも藪っぽいときています。木や岩を避けて回りこまねばならない場所もあり、砂で足場の悪い斜面もあって、かなり疲れました。結局1時間半近く登って、やっと860m+の平坦地に出ました。コナラの林で気持ちの良い場所です。ここからは勾配は楽になりましたが、アセビの藪を抜けねばならず、腕力が必要でした。30分ほどかかって、やっと三倉富士(949m)に着きました。若桜の街や氷ノ山が見えます。
ここからは2016/07/23に歩いた稜線の道を西に歩きました。途中には登山道の標識もあります。ほぼずっと美しい植林です。徐々にブナが増えてきますが、かなり急斜面もあり、ジグザグに道が付けられています。弁天山(1017m)は美しいブナの林ですが、北側は植林です。小さな祠と、大きなトチの木を見てから、さらに西に歩きました。ここは前回は来なかった場所ですが、ここも美しいブナ林が続きます(写真)。南側斜面もブナとコナラの林です。しかし次の1000m+の小ピークを過ぎると植林となります。この付近は南側に少ピークが2つありますが、やや間伐材の多い北側の植林を抜けて、植林の中の西浦三等三角点(972.99m)に着きました。この付近は枝打ちの枝で埋まっています。ここから南に植林の斜面を降りて、林道の切通に降りました。地形図では分かりにくいのですが、900mの等高線の間は切通になっています。あとは先週と同じように、糸白見川に沿って車まで戻りました。
植林も美しいのですが、ブナの林は自然な味わいがあります。木の間を通ってくる風が涼しくて夏には最適ですが、登りに使ったルートはお勧めしません。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「岩屋堂」「郷原」です。
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