2025年8月17日日曜日

北から登る成卜三角点

 


神河町の長谷の西にある山の上の成卜三角点(なんと読むのでしょうか?)には、何度も登っています。今回は地形図を見ていたら山頂の北に通信塔のマークがあり、航空写真にもなにやら写っているので、これを見に行くことにしました。登り口は長谷ダムの近くのログハウス村です。目的の尾根の先に行くと、道路脇にコンクリートの法面があって登れません。しかし少し東に下っていくと、法面の切れたところに登り口があり、ここから仙道がありました。急な斜面を西寄りに登っていくと植林に出ました。ここからしばらくは急斜面の植林登りですが、標高450mを越すと一息つけました。その先も地形図通りに急斜面と平たい場所が繰り返すので、休み休み登りました。標高580m付近で林道に出会いました。これは以前に下山した林道なのですが、それに気づかずにさらに登りました。岩が増えてきますが、邪魔になるような大岩はありません。そして航空写真にも見えている伐採地があり、シダの中を登ると反射板がありました。通信塔ではなく反射板です。ここからは長谷ダムがよく見えるので(写真)、銘板は見つけられませんでしたが関電が設置したものでしょう。


反射板は標高730m付近なので、さらに登りが続きます。伐採地があって赤い「火の用心」の札が立っていました。以前にも見て、付近に送電線はないので不思議だったのですが、反射板への道標でした。さらに西に歩くともう一つ「火の用心」があって、そこからシダ藪を登ると低い松の間に金属プレートの成卜四等三角点(821.42m)がありました。


山頂付近をぶらついて、南の836mピークまで植林を歩きました。植林以外は藪もありますが、風があれば快適です。836mピークの手前の北の暗部では南から来た林道が東西に分かれています。この付近は何度か来ており、林道で降りるなら東に行くのが正解だったのですが、何も考えずに西側の林道を歩きました。成卜三角点のあるピークの西側を巻いていき、しばらく行くと「火の用心」が立っていました。あまり気にせずに林道を歩いているうちに、このままだと上部調整池に行ってしまうことを思い出しました。2022/04/02にこの林道を歩いています。そこで、「火の用心」が太田ダムから反射板を見に行く巡視路だと思い当たり、引き返して巡視路を歩いてみました。林道脇の「火の用心」から成卜三角点には登らず、斜面に道があります。流されている部分もありますが、途中にも「火の用心」を見つけてこれが巡視路だと確信しました。地形図には山頂から北に破線道がありますが、これは見つからず、じっさい2021/09/26には破線道と同じ谷を降りていますが危険な谷でした。林道を降りるなら2021/10/16と同じように東に行って林道カクレ畑線に出ればよいのですが、大回りなので「火の用心」に従って反射板に行き、尾根を下って林道カクレ畑線に出て下山しました。


林道を降りきった付近でサルの群れを見ました。2021/10/16には山頂付近で駆除をしていましたが、じっさいにサルが生息していました。あまり人のいない別荘地ですが、ゴミを漁りに降りてくるのかも知れません。なお、桜の名所でもある関電のPR施設は2年前に閉鎖されていました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「長谷」です。



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