峰旗には2008/5/2と2011/03/12に登っています。今回は峰旗の近くを山崎智頭線が東西に通っていることを利用して、東から巡視路を利用して登ることを計画しました。与位から北に高尾川沿いを歩きます。高尾林道ですが、鍵のかかった扉があって自動車は侵入できません。しばらく歩いて小さな川を渡ると西に林道があります。ここの道標では、この道はウルシバタへ向かい、北側の尾根を登ると一ノ谷とシモツに行くように読めますが、よくわかりません。ここに赤い「火の用心」があることを期待していたのですが、何もありません。植林の尾根をまっすぐに登ろうかと思ったのですが、上の方は藪っぽかったので、とりあえずは赤い「火の用心」を探そうと植林を歩きました。最初は舗装されていますが、未舗装になると荒れてきます。北側斜面は藪で登りたくありません。そのうちにシダ藪になりましたが、その中に「保安林内作業許可済標識」があって、昨年から今年3月までの1年の間に「土地の形質の変更 送電用保守通路の利用更新」を行ったことになっています。確かに足元には黒いプラスチック階段があって、やっと巡視路にたどり着けました。しかし付近はシダや土砂が多く階段も埋まっています。巡視路は谷を南から渡ってきたように見えたのですが、そんなことはあるでしょうか?巡視路はさらに谷奥に向かっているようでしたが、すぐに消えてしまいました。本当に巡視路の保守作業を行ったのかどうか疑問です。周囲をよく見たのですが、北の斜面を巡視路が上って行ったようには見えません。結局谷を登っていくことにしました。この谷は広く、意外と歩きやすかったのですが、ヤマビルに喰い付かれました。斜面が急になってくると細かな石の斜面となって足元が崩れるため、疲れました。まっすぐ登るとさらに急斜面になりそうだったので、東寄りに登り始めました。急斜面ですが岩などを利用して適当にジグザグに登っていくと、尾根に上がることができました。ここは巡視路でプラ階段があり、それを登っていくと山崎智頭線一一鉄塔に出ました。展望があります。
ここからは尾根歩きで、2011/03/12と同じコースとなります。巡視路なので楽に歩けました。山崎智頭線一二鉄塔では展望があり、山崎智頭線一三鉄塔も展望があります。ここで巡視路を離れると灌木の藪になりました。イバラが生えておりネットもあって、登りづらいことこの上なしです。しかし前回同様に苦労して登って、峰畑(855m)に着きました。特になにもない場所です。
下山も2011/03/12と同じコースです。すぐに尾根が二つに分かれており、行くべき東寄りの尾根のほうが藪っぽいので若干躊躇しましたが、藪っぽい方を降りていきました。与位反射板への赤い「火の用心」があります。巡視路がどこからここに登ってくるのか不思議です。次の743mピークを巡視路は巻いているようで、たしかにその方が楽です。ここからは尾根歩きですが、下山のつもりでも登りもあります。与位反射板は2011年以降に作り直されており、ネームプレートもなくなっていました(写真)。このあと岩場と藪を歩いて、播磨西線七三鉄塔に着きました。南のピークにある毛利三角点を探しに行きましたが見つかりませんでした。2011/03/12には見つけましたが、2008/5/2には見つけられず、今回も落ち葉に埋もれていたのでしょう。
播磨西線七三鉄塔から巡視路を降りました。植林の中を下るのですが、かなり土砂が流されて見つけにくくなっていました。マーキングがあり、赤い「火の用心」もあるのですが、道はほぼ埋もれて見えなくなっているところに「火の用心」だけが立っていたりしました。この巡視路はいったん標高450m付近の尾根に出ます。ここは2011/03/12に毛利三角点から急斜面を降りてきたところです。巡視路はここから東の植林の谷を降ります。ジグザグに降りますが、ときどき消えかかって、黒いプラ階段を見つけて巡視路であることを確認しました。最終的には林道に出て、あとは林道で降りましたが、途中に七四鉄塔への巡視路がありました。巡視路は林道のかなり下から作られていて、おそらくこの林道が延びる前からあったのでしょう。下の方は藪化した分譲地ですが、別荘が建てられた気配はなく、バブルの名残という感じでした。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「山崎」です。
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