2025年7月23日水曜日

上乢から登る後山

 


先週行かなかった後山に、上乢から登りました。車は「愛の水」の駐車場にとめ、行者参道を登り始めました。いきなり不動明王像等がありますが、参道だからでしょう。付近は「後山ふるさと公園」として整備されています。道を登っていくと害獣避けの扉があります。これを開けて、すぐに右に曲がって林道を歩きました。植林の中を歩く舗装道路で、気持ち良く歩けました。途中で枝道に曲がりますが、未舗装でも問題はなく、急坂を登っていくと、上乢に着きました。峠のお地蔵を期待していたのですが、周囲は植林で峠の名前の札も地面に落ちています。旧道の峠の面影はありません。


峠からは北に林道が延びているので、まずこれを歩きました。この林道は北の伐採地に行く道で、しばらくは登っていきますがそのうちに水平に尾根を回って行くので、尾根に上がりました。この先は意外と急斜面になり、大きな岩もあったので杣道を見つけて登りました。ひとしきり登ると北側は伐採地です。道がかなり高いところまで来ているので、これを歩いたほうが楽だったかも知れませんが、伐採地はしっかりした青いネットで囲まれているので、出るのが大変かも知れません。


伐採地に沿って登っていくと、植林の中の入谷四等三角点(939.55m)に着きました。ここまでで一区切りで、その北では少し降りてからまた急登になりますが、ここはロープがありました。この尾根には道標はないので、ロープがあるのは意外でした。この付近は岩が多くロープに従って登って、次は1094mピークで一区切りとなりました。この先は割と歩きやすかったと思います(写真)。1253mピーク付近まで来ると笹が増えますが、強力なチシマザサではありません。ここで初めて笛石山と上乢への道標がありました。ここからは登山道なので歩きやすくなりました。道仙寺奥の院拝見処という場所がありますが、急斜面の上から恐る恐る下を見ても木が延びすぎで奥の院は見えませんでした。板馬見渓谷への分岐があり、背の高くなった笹を押しのけて登山道を登っていくと、後山の頂上に着きました。後山三等三角点(1344.36m)と祠があり、晴れていれば各方面に展望が楽しめます。


下山も登山道を歩くことにして、後山から西に尾根道をあるきました。おごしき山への分岐の後、幅の広い道が続きます。展望もあって良い感じです。下って上がって、2011/09/06に登ってきた鍋ヶ谷林道からの登山道への分岐を過ぎると船木山です。ここからは2025/7/16に登ってきた登山道を降りました。最初はまっすぐに尾根を降りますが、中央部の凹んだ道は歩きづらいので脇に逸れて植林を降りました。1136mの手前から斜面をジグザグに降りるようになり、谷に降りると渓流を二回渡って谷沿いの道になります。降りていって鉄穴流しの跡のような地形になると林道に出ました。


林道を東に歩いて後山キャンプ場に行きましたが、誰もキャンプしていません。そのままキャンプ場を東に抜けて、斜面をジグザグに降りる遊歩道を歩きました。草で覆われている場所もありますが、折り返し点にはベンチがあって、楽に降りられました。この遊歩道は行者参道に繋がっており、仏像に見守られながら降りると駐車場に出ました。この駐車場は害獣避けの扉を開閉しないと来られないので、アクセスが良くありません。その扉を抜けて、「愛の水」に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ☆☆☆

地形図は「西河内」です。



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