2024年7月8日月曜日

明延の山奥から登るスリガ峰三角点

 


養父市明延の東に位置するスリガ峰三角点には2014/10/08に登っています。今回は山奥から登って、歩く距離と標高差を減らそうと思ったのですが、あまり成功したとは言えません。


明延から鉱山跡の前を通って南東に細い道を走って明延浄水場で車をとめました。ここからは以前に何回も歩いて荒れているのを知っている道を東に歩いて、地形図で墓地のマークのあるところまで行きました。10年前と変わらず立っている墓石はひとつだけ(大正11年に91歳で亡くなったナカ?さんのもの)でした。ここから北に植林の斜面を登りました。非常に急な斜面ですが、木や根に掴まって標高差100mほどを登ると少し楽になりました。それでも急斜面に変わりはありません。標高700m付近に来ると自然林も増えてきました。木に掴まって登るようなところも時々あって、ようやく828m地点に着きました。この付近からはだいぶ楽になりましたが、アシビが邪魔な細尾根もあり、気が抜けません。急坂を登って970m+に上がると気持ちの良い林で、共同アンテナの残骸がありました。ユルユルと坂を登って金属プレートのスリガ峯三角点(1021.89m)に着きました。周囲は切り開かれており、この日は日差しが強すぎでした。


スリガ峰三角点からは2014/10/08と同じように市境の稜線を縦走しました。美しい林ですが、せっかく登ったのにもったいないというくらいに急降下して820m+の鞍部まで降りて、アップダウンを繰り返していきます。東側下方には須留ヶ峰林道が見えて、これを使えば南の836m鞍部の付近で明延側にも行けることは2023/10/07に確認しましたが、山歩きを続けました。かなり厳しい登りのあとで、植林の中の金属プレートの金ヤガ谷四等三角点(929.37m)に着きました(写真)。


下山は金ヤガ谷四等三角点から南西に延びる尾根にしました。最初のうちは気持ちの良い林でしたが、徐々にアシビが増えてきて、岩場もありました。さらに標高770m付近では尾根が西と南に分かれていますが、行きたい長い尾根は南西で、こちらは急斜面となっていました。最初は南寄りに降りていったのですが、斜面が急すぎて降りられなくなり、結局崩れやすい砂地の急斜面を根や岩に掴まってよじ登り、西向きの尾根に行き、そこから南の谷の植林を降りました。地形図の急斜面がどれくらい急なのかは行ってみないと分からないとはいえ、もっと地形図をしっかり見るべきでした。この下の尾根は地形図から予想される以上の急勾配で、滑りやすくて危険でした。最後はさらに急斜面を木に掴まりながら降りて、出発点の墓地に戻りました。危険な尾根でした。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「大屋市場」です。



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