2023/08/26に芦津渓谷の三滝ダムから北に登り、渓谷の北側の山を西に降りましたが、今回は南の大川に降りる計画で、三滝ダムの北の斜面を登りました。芦津渓谷駐車場に車をとめ、前回と同様に三滝ダム北側の「ブナ天然林」の案内板の付近から急斜面を登り、あとは緩やかな登りが続きました。妙に先の尖った岩の先に切り開かれて地籍三角点のある平地があります。この付近から笹が増えてきますが、ブナも増えてきて広々した良い感じで、トウゲシバがたくさん生えていました。この付近に限ったことではないのですが、かつてはチシマザサが茂っていたらしく、枯れた頑丈な茎が地面に落ちているところがあって、気をつけないと怪我をします。1110m+ピークに一旦は登りますが、方向を間違えないように広い斜面を降りて登り、2時間ほど登り続けて、1246mピークに着きました。
もう90分も歩けば鳴滝山まで行けますが、今回はここから下山しました。ここも広々していて方向がわからなくなりますが、東に降りて1240m+ピークに上がり、南東の1240m+ピークから北東の1240m+ピークへ歩きましたが、この付近も低くシダの生えたブナの木がきれいな尾根です。少し急坂を降り、尾根を下っていくと、小藤仙三等三角点(1126.9m)がシダに埋もれていました。この付近から下は低い笹の生えた林で、笹の背が高かったりアシビが茂って邪魔なところもありましたが、植林もあって大きな障害物はありません。標高1000mくらいからは植林の急斜面を降りましたが、川が近づくと森林鉄道のレールがありました。車輪もありました(写真)。森林鉄道は実物が旧山形小学校に陳列されていますが、現場でレールを見たのは初めてでした。この付近では沖ノ山林道は大川の南側を通っており、地形図では大川の北側に破線道があって、これが渡河しているように見えて橋がありそうなのですが、これは森林鉄道の橋でコンクリートの棒が二本渡してあるだけです。しかもここでは大川は二手に分かれて流れており、間の島では線路に木が覆いかぶさっており、さらに南側の橋は落ちています。この様子はストリートビューでもよく見ると見えています。ということで、渡河に橋は使えません。川を二回渡るのは嫌なので大川が一本になっている場所に行こうとしたのですが、これには降りてきた谷に北から流れてきている川も渡る必要がありました。こちらの川は小さかったのでオーバーシューズを使って渡れましたが、流石に大川は水量も多く、倒れないように歩いて渡るのがやっとで、ズボンまでびしょ濡れになりました。それでもなんとか大川も渡って、あとは沖ノ山林道を長々と2時間近く歩いて駐車場まで戻りました。この林道は広域基幹林道というだけあって舗装されていますが、車が多い割には狭くてガードレールのない場所が多く、観光に使うには危険過ぎます。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「郷原」です。
0 件のコメント:
コメントを投稿