2023年3月6日月曜日

円山林道から登るフドノ三角点

 


2022/12/15に生野町円山から尾根に上がってフドノ三角点に登りましたが、今回は谷の作業道を歩いて行ってみました。円山から西に延びる谷を歩いていき、扉を通って「造林作業道 円山線」に入りました。よく整備された道です。「水源かん養保安林」の看板によると、この付近は円山字西山だそうです。道が北向きになると、西側に二段の滝が見えました。木が邪魔ですが、立派な滝です。そのまま歩くと北の谷に行ってしまうのですが、そちらに行くと堤西三角点付近から登ることになり、かなりの急勾配ということは2013/05/25に経験しています。そこで南の谷に行く分岐を探したのですが、見つかりません。結局、道が北に向かって橋のある所に西向きの数段の階段があり、そこからまさしく作業道という感じの細い道を見つけました。斜面の道ですが意外と流されてもおらず、ずっと続いていました。この道は深い谷の北側に作られており、左下は急斜面で滑落が怖い道でした。滝がいくつかあり、そのうちに水が岩の上に細い溝を作って流れていました。まさに秘境という感じです。そして、いわば突き当たるような感じで落差のある滝がありました(写真)。これをどうやって突破するかですが、滝の右手に登れそうな斜面があったので木に掴まってよじ登りました。しかし上がってみると道があったので、巻き道があるものと思われます。この先も道はあって、流れを南に渡り、また北に渡りましたが、谷の奥は行き止まりが予想されたので、そろそろ南に登らなければなりません。登れそうもない斜面が続いていましたが、谷の幅が広くなってきて、登れそうな斜面がありました。植林なのでまずは問題なく登れて、小さな尾根に上がれました(この尾根の先は崖で谷から登っては来られません)。ここからは植林ですが、地形図で見ても非常に急な斜面で、ここも木に掴まって登りました。少しなだらかになって見返すと、東寄りの尾根に行ってから登れば良かったようです。この尾根は林道の扉の付近まで延びており、川をなんとか渡ってこの尾根で登ってくるのが正解だったでしょう。


ここからは普通の山歩きです。徐々に勾配は緩くなりますが、624m地点を過ぎて一旦下ってからまた急な登りになりました。これは標高差100m以上の登りで、特に最後は滑りやすい落ち葉の斜面でした。しかしそこを切り抜けると稜線に出ました。ここは2022/12/15にも歩いています。少し休憩してから西に登っていき、900m+ピークから曲がってフドノ四等三角点(889.31m)に行きました。前回は少し雪が積もっていましたが、今回は少し残雪がありました。


下山は900m+に戻り、長い尾根を南東に歩きました。栃原沿いの稜線です。長い尾根歩きで、606m地点を過ぎ、植林を降りて2010/07/18に生野から来て曲がった尾根に曲がりましたが、ここは600m+の小ピークに登らなくても北側に巻き道がありました。これで北東への尾根に乗り、まっすぐ降りていくと林道が尾根を横切っていました。これは2010/07/18には無かったもので、ここまでも稜線上から北下方にも林道が見えていました。やや荒っぽく作られた林道ですが、なんとなく降りていくと植林をジグザグに通って無事に播但道を通って道路に出られました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「但馬新井」です。



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