2021年6月2日水曜日

久曽木谷から大段

 


久曽木谷と言っても、滝は見に行っていません。谷に入る道路が川を渡る手前で林道を東に入りました。しばらく林道を登り、尾根の先をまわった所で尾根に上がりました。ここからは長い尾根登りです。急斜面はありませんが、長い上りです。自然林の尾根で障害物はありません。948m地点を過ぎてからまた登って、1050m+の細尾根は素晴らしく綺麗な自然林でした。その後1106m地点付近は植林で、その先の1120m付近で立派な林道に出会いました。戸倉峠から延びている林道です。これを越えて、さらに尾根を登りました。幅広い植林の尾根で、やや古い林道がジグザグに登って行きます。林道を歩くと距離が増えて時間がかかるので、無視して真っ直ぐに登って行きました。ずっと植林です。標高1250m付近では西側に木のない場所があって、チシマザサが密集して生えていますが、まだ林を歩けました。1300m付近になると木も少なくなり、笹の中を歩くことになりました。ここからは笹薮歩きですが、笹は腰くらいの高さまでで、踏み跡のようなものも時々ありました。1350m付近からはチシマザサの密生を避けながら歩きましたが、何箇所かでは強行突破しました。そんなにひどい藪ではなく、なんとか抜けられました。1376mピークの付近は木も生えていますが地面は笹で覆われています。しかしチシマザサは少なく、低めの笹です。ブナがきれいです。氷ノ山の三の丸コースまで数100mですが、見たところ笹薮を横断する必要がありそうでした(写真)。


1376mピークからは大段に向かいました。こちらも笹薮です。最初は踏み跡がありましたが、そのうちに見失いました。北寄りは木が多いので、そちらを降りました。周囲の山々が見渡せて、少しだけですが氷ノ山高原の建物も見えました。その後も1250m付近からは南側の林を抜けて、1200m+の鞍部に出ました。この付近も笹の草原です。ここから大段に向かって南側の斜面を登りましたが、チシマザサが密集しており、かき分けて登る羽目になりました。なんとか登り切ると踏み跡があり、鞍部から北寄りを登ればよかったのだろうと思います。大段の尾見三等三角点(1255.56m)の周囲には木が生えていますが、笹も茂っています。ここからも笹薮が続き、下山を考えて少しずつ南に寄りましたが、しばらくは笹薮が続きました。標高1240m付近からは林に入り、笹は減りました。さらに1200m付近からは植林になって快適に歩けるようになりました。1176mピークも植林で、1080m付近で再び林道に出会いました。ここからも尾根はずっと植林で林道も尾根と並行に走っていますが、東側には自然林もありました。徐々に自然林が増えてきますが、歩きやすくて文句のつけようのない尾根でした。923m地点を過ぎて、ちょっと急斜面を降りた所に地形図では破線道が横切っていますが、これは形跡もありませんでした。さらに尾根を降りていくと、650m+の尾根の付近で東下に道が見えました。そこで植林の急斜面を降りましたが、この林道は法面が高く、路面に降りるのに苦労しました。もう少し北寄りで降りたほうがよかったと思います。この道は「作業道H28クソギ谷線」で、北に歩くと地形図の実線道に出ました。


5時間半ほどかかりましたが、チシマザサはなんとかしのげました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「岩屋堂」です。



0 件のコメント: