2021年6月23日水曜日

小船から大段

 


これは鳥取県若桜町の国道29号線から氷ノ山に向かって尾根を登るコースです。2021/6/2には久曽木谷から大段に登りましたが、今回はその西の尾根かを大段まで登ってみました。まずは小船の小船神社に行きました。墓地から難なく登れて、北に向かって尾根歩きを開始しました。気持ちの良い植林で、ひとピーク越えて下って490m+鞍部からまた登りです。この鞍部から登り始めるというルートもありです。最初はなだらかで楽に登れます。722m地点付近も良い感じの自然林ですが、ワイヤーロープがたくさん落ちていました。標高800m付近の植林の斜面は非常に急で、作業道も消えており、片手を地面について体を支えつつ登る必要がありました。登ってしまうと岩の多い尾根になりましたが、歩くのは楽になりました。標高1000mを超すと伐採された植林となり、幅の広い作業道も残っています。1049m地点もそんな感じで、1080m付近で戸倉峠から続く林道に出合いました。林道の上も植林で道がありますが、熊を見かけました。自然林になって、笹で埋め尽くされた空き地が出てくるのは標高1200mに近づいてからですが、林の中は笹があまり生えていません。最終的に笹薮を抜ける羽目になったのは標高1240m付近の平坦地に出てきてからで、1250m+へは笹薮を抜ける必要がありました。しかし踏み跡もかすかにあるようで、倒れた背の高いネマガリタケは避けて通れるため、さほど悲惨ではありません。笹を除けばとても気持ちの良い山でした。(写真)


下山は西へ歩きましたが、ここも極力ネマガリタケを避けて、北寄りの林の中を歩きました。そのまま1152m地点へ向かうこともできそうでしたが、下山のために南に進路を変えたため、笹薮を抜ける必要がありました。大きなネマガリタケを避ければ、普通の笹薮です。南に向かってから笹が減った尾根を南西へ下って行くと、1080m付近で再び林道に出合いました。作業小屋があり、ここが現在は終点のようでしたが、木材の積み出しが行われており、林道はもっと西に延びるのかも知れません。そのまま尾根を下ると、急斜面がいくつかありましたが、950m付近で作業道が尾根を横切っていました。その下の930m付近は大岩があって非常に急な斜面でした。そして896mピークに着きました。このまま真っ直ぐに南に尾根を降りる予定でしたが、方向を間違えて西の方へ降りてしまいました。途中で間違いに気付きましたが、わりと降りやすい斜面だったのでそのまま降りました。最後は滑りやすい急勾配で木も少なく、ここも片手を地面について降りて行くと、地形図の破線道がありました。石積みのある古い道ですが大きな問題はなく、これで谷間で降りられました。この道があるのなら、もう少し北向きに下山したほうが楽だったと思います。この道は地形図とは異なって途中で谷に降りて行くので、尾根をまっすぐ降りると最後は急斜面になるかも知れません。破線道が西側の谷を渡るところは橋がありませんが、その後は大瀬谷川の西側を地形図通りに降りていきました。これは作業道大瀬谷線のようです。そして地形図の実線道の林道(これが小船に記念碑のある三路線の一つの大瀬谷線でしょう)に繋がって、小船に降りられました。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「岩屋堂」です。



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