2021年6月5日土曜日

南から登る丹波の黒頭峰

 


丹波篠山市と丹波市の境にある黒頭峰には2018/9/28に瓶割峠から登っています。今回は南の大山から登りました。国道176号線沿いの神田神社の前の尾根から登りたかったのですが、山の上に工場があるので、一つ北の小さな尾根から登りました。最初は竹藪ですが、北に歩くといかにも里山という感じになりました。ちょっと枝が邪魔ですがシダなどはなく、すぐに318mピークから繋がる尾根に出ました。この付近は手入れの悪い植林で、杭には「昭44大山」と書いてありますが、もっと若い植林のようでした。道があると思って歩いていくと、頑丈な金網のフェンスがあって扉がありました。見かけは簡単に開きそうなのですが、杭が打ってあって開きません。諦めてフェンス沿いに東に降りていくと、また扉がありました。これも道の途中にある扉なのですが、やはりかなり頑丈に開かないように固定されており、苦労して隙間を作って滑り込みました。このようなフェンスは閉鎖空間を作っていることが多いので、入ると出る時にまた苦労するかと思ったのですが、これ以上この山ではフェンスには出会いませんでした。扉の向こうは道ですが、すぐに終わったので作業道で鞍部に上がると最初の扉から来ると思われる道があり、これを登っていくと、池立四等三角点(390.0m)がありました。山崎独歩会の2019年のプレートがありましたから、もっと楽に登るルートがあるのでしょう。


池立三角点からは北に歩きました。広い切り開きもあって、だいぶ歩きやすくなりましたが、急坂を登って439mに上がり、すぐに右に折れて、また急坂を登って520m+まで登って東に折れました。ここには切り開きがあって譲葉山(?)が見えました。ちょっと東に降りると植林で、高倉からの道に合流しました。これは良い道なので楽に歩けて、黒頭峰の南から西に裾を回りました。黒頭峰側は自然林ですが道の下側は植林になっています。案内板のある鞍部に出て、ここからは2018/9/28と同じく急斜面を滑りながら東に登りました。少し登ると楽になってきますが、山頂までは意外と距離を感じました。黒頭峰の山頂には黒頭山二等三角点(620.34m)があります。北側がちょっと伐採されていました。


山頂からは2018/9/28と同じく植林を下りました。この付近には案内板がたくさんあります。そういえばこの尾根は日本分水界でもあります。鞍部へ下ってから南に向かいましたが、この南の谷は伐採されており、黒頭峰がきれいに見えました(写真)。この付近は登山道ですが倒木があります。夏栗山への登り口がありますが、夏栗山は登っても行き止まりなのでそのまま大ケ谷方面に向かいました。この大ケ谷がどこなのかわからなかったのですが、登山道は途中で佐仲ダム方面の東の谷に降りていったので、この谷のことなのでしょう。そちらには行かず、尾根をまっすぐに歩いて南に向きを変えました。この尾根も切り開きや道があります。木の枝の間に夏栗山と黒頭峰が同じような形に並んで見えます。ちょっと岩場があってから植林が増えてきます。地形図で破線道が横断している小ピークは切り開きで、尾根道は東側を巻いていました。その南の鞍部からは尾根に金網のフェンスがあって、東側を囲んでいます。尾根歩きは可能で、ひとピーク越えましたが、その先の鞍部ではフェンスの内側に入らないと登れなくなったので、無理はせずに西側の植林の道を降りました。この南の尾根には「丹波おおやま里山林」などがあるようです。


展望 ☆☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「宮田」です。



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