2021年5月14日金曜日

音水湖から阿舎利山

 


音水湖側から阿舎利山には、2012/07/28に音水ちくさ自然公園から登っています。今回は直接尾根を登ってみました。まず最初に、国道29号線に覆いが被さっている所の北側から急斜面を登りました。ここには赤い「火の用心」は無いのですが、黒いプラ階段があって巡視路です。巡視路がなければ登れない急斜面ですが、登り切ると原横行線九鉄塔がありました。鉄塔からも急斜面で、これを登ると快適な尾根ですが、すぐに下りの急斜面になりました。鞍部に降りると地形図の林道が北から伸びてきており、東の尾根に上がって行っています。左右に別れているのですが、とりあえず左側(北側)の林道を登りました。この先はずっと林道歩きです。林道は尾根の北寄りに作られているのですが、時々右に分岐して尾根の中央に上がり、そこからまた尾根に沿って登っていきます。そんなスイッチバックを6回くらい繰り返しながら登り続け、最後は終点に着きました。途中では音水湖から氷ノ山も望めますし、歩きやすい林道ですが、標高差は350mもあります。つまり、林道で標高950mまで登れてしまうのです。残りは標高差140mで、間伐材の転がった植林を登りました。林道を歩いた割には時間がかかり、登り始めてから2時間近くかかって阿舎利山の山頂に着きました。周囲は森で、引原山三等三角点(1087.36m)があります。


下山は別の尾根にしました。登ってきたのと同じ方向に下ってゆき、北寄りの尾根に行きました。こちらの尾根も片側が植林の所が多く、自然林も美しく、楽に降りられました。標高850m付近で東側の植林が伐採されていて、林道がありました。しかしジグザグの林道なので尾根をそのまま降りました。こちらは自然林となりました。三久安四等三角点(811.87m)は、岩のあるピークの西端のアシビの下にありました(写真)。さらに尾根を降りて、標高750mでは北寄りの尾根を選びました。ここは急斜面ですが、降りるとまた楽な尾根になりました。最後は急斜面になり、送電線の鉄塔に出て巡視路に降りるつもりでいたら、鉄塔がこの尾根の先に無いことに気づきました。伐採された急斜面を少し横切って、原横行線一三鉄塔に着きました。ここから更に巡視路を南に歩き、国道29号線に降りることができました。鉄塔に向かわずそのまま降りられたかどうか、後から見て回りましたが、まっすぐ降りるとコンクリートの法面の上に出るので、音水ちくさ自然公園の方に降りる必要がありそうでした。


林道でかなり上まで登れるのには驚きました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★☆☆

地形図は「音水湖」です。



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