2019年4月20日土曜日

白坪から登る智頭の穂見山

智頭の穂見山には何度か登っていますが、今回は東側から登ってみました。白坪から西に延びている林道を歩きました。地形図の破線道とは違う場所ですが、段々畑を登り、植林に入りました。この付近の岩は大きく割れる傾向があって、ダイナミックです。林道はあちこちに枝道があります。途中には古い墓石もありました。谷沿いに上がっていき、良い道なのでこのまま峠まで行ければラッキーと思っていたら、林道が終わってしまいました。その先にも作業道はありましたが、それも怪しくなりました。谷が分岐しており、どちらも谷の両側が急峻で作業道も不明瞭なので、目の前の登りやすそうな尾根を登りました。この尾根で峠の南側に出られるかと思っていたのですが、実はこれは地形図では目を凝らさないと見えない小さな尾根で、峠の方向には向かっていません。しかし真っ直ぐに登り続ければ穂見山に登れるので、これを登り続けることにしました。最初は楽なのですが、地形図でもわかるように標高650m付近からは急斜面で、木につかまったり四つん這いで登る所がたくさんありました。滑落しても尾根なので岩か木に引っかかりますが、危ない尾根です。標高750m付近まで登ってようやく少し楽になり、気持ちよく登れて、最後はまた少し急な坂を登って尾根に出ました。この尾根は気持ちよく歩けて、地籍調査のピンクテープだらけの950m+ピークから北に歩いて、穂見山山頂に出ました。まだ木の葉がないので、西向きに展望があります。穂見二等三角点(976.01m)があります。

下山は南の大師峠を目指しました。南に戻って950m+ピークから南に降りると、伐採地で大展望が開けました。快晴の天気で、正面の那岐山(写真)から手前に因美線沿いが見渡せました。そのまま歩きやすい尾根を下り、887mに少し登り返し、特に何の問題もなく地形図で破線道が通っている峠に出ました。東西両側を見ても、特に道らしくものはありません。そのまま南の尾根に上がって、相変わらず歩きやすく、起伏も少ない尾根を歩き、最後は少し急斜面を登ると、金属プレートの大西山四等三角点(863.83m)に出ました。伐採されており、周囲は雑木林です。三角点より高い878mピークを過ぎて、地形図では南に林道がありますが、尾根歩きを貫きました。途中で少しアシビの枝が邪魔な所がありましたが、だいたいは植林か、落ち葉を踏んで歩けました。ただし尾根の分岐が多く、大師峠へ向かうには尾根を間違えないように注意しなければなりません。726m地点付近も尾根には道があります。最後は大師峠へ降りると法面が降りにくそうだったので、東に曲がって舗装された林道(普通林道穂見山線)に降りましたが、ここもネットの張られた急斜面でした。大師峠からは県道7号線で白坪に戻りましたが、途中には美しい植林がありました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「坂根」です。

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