2019年4月13日土曜日

但馬の八木城

2017/08/17に行った丹波の八木城ではなく、但馬の八木城に登りました。こちらは八木川沿いの八鹿町八木の北にあります。指示どおりに公民館に駐車して、「八木城跡登山入口」から登り始めました。登山道は最近整備されたらしく、階段も整備されています。植林から自然林に変わり、まず東屋があります。ここから中八木に下山できるようです。さらに竹林を抜けて登ると、上八木への下山ルートがあり、その上は平坦地が増えてきます。登山道は北側の斜面を通っていてなかなか平坦地に上がらないのですが、無理やり登るどうやら三の丸の跡のようでした。石仏が二基並んでいます。そして二の丸を過ぎると害獣避けの扉があります。観光客は開け方がわからず戸惑うのではないかと思いますが、それを通れば本丸です。ここも広く、石仏があります。この日は晴天で山桜が満開だったため、絶好のお花見日和でした。遠くにはまだ雪をかぶっている氷ノ山も見えます。誰もいないので贅沢な花見をしました。石垣も残っており(写真)、平坦地の西側は降りられません。

八木城登山だけだと30分もかからないので、八木城から北の尾根を歩きました。まず西側の害獣避けの扉を抜けました。堀切を渡って、細尾根を通ると、また何段も平坦地があり、その上の409mピークが土城とされている場所です。落ち葉が気持ちの良い場所でした。そのまま西に尾根を歩きました。植林が増えてきます。標高400mを越える割と平坦な、不思議な地形が続きました。415m地点を過ぎて、斜面を西に降りると地形図どおりに道がありました。ただし道は倒木が邪魔で歩きにくいので、尾根を歩き、少し南に寄り道してケンサコ四等三角点(400.21m)に行きました。金属プレートで、周囲は伐採してあります。枝の間から氷ノ山が見えました。尾根に戻って、北に歩きました。下草のない尾根で、地形図の破線道に頼らなくても歩けました。そのうちに北の尾根に向けて登りになってくると、東側に林道が現れました。林道には降りずにずっと尾根を登りましたが、この林道は標高550m付近まで続いていたので、利用する手もあります。最後は急斜面を登って、540m+ピークに山頂に着きました。この付近からは西に妙見山が見えます。

540m+ピークの西には三角点のある山があるのですが、540m+ピークの西側斜面は急勾配なので諦めて、東に尾根を歩くことにしました。この尾根の北側は崖に近いくらいに急峻です。南側は傾斜が緩く、少し下には林道が続いており、何度か尾根に達していました。北に時々展望がひらけることがあり、石原の集落が見えました。林道はほぼ水平ですが、尾根はアップダウンがあります。それでも藪はないので楽に歩けました。北側の眺めが楽しめます。尾根は徐々にコナラの林になって、夏に来ても気持ちの良い場所でしょう。566mピークに登り、その先で南に下って登り返すと、後山四等三角点(546.1m)があります。尾根にはネットの残骸があって邪魔ですが、ここは伐採されていて北から東に大展望が広がっています。展望を満喫してから、斜面を降りて林道に飛び降りました。あとは林道で下山しましたが、この林道は岩を削って作ったかなり気合の入ったものでした。車でも上がれそうです。降りていくと棚田のような平坦地があり、今滝寺に着きました。ここも山桜が咲き乱れています。山門の仁王像を見て、下山しました。

八木城もそうですが、その後も歩きやすく気持ちの良い尾根でした。

展望 ★☆☆
藪山度 ☆☆☆
地形図は「関宮」です。

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