2018年8月8日水曜日

八河谷から鳴滝山

鳥取県若桜町の南にある鳴滝山には、2016/08/05に東山から縦走したことがありますが、今回は西側から登ってみました。鳥取県道6号線を芦津渓谷の方向に走り、堂本で直進して八河谷方面に走りました。そのまま県道を走り続けると、谷の奥でUターンしますが、ここに車を停めました。この付近にはログハウスが何軒かあります。ここから八河谷(やこうだに)川を遡りました。林道があって所々で舗装されていますが、かなりの荒れ方で、ガレ沢と変わりありません。少し入った所に「智頭町大字八河谷字カンマチ口通称カンマチ口」と書かれた杭が立っています。しばらく荒れた道を歩くとチェーンが張られていて、鳥取営林署の「許可なく通行したときは事故があっても一切責任は負いません」の立て札があります。ここを過ぎるとすぐに鳴滝があります。滝の上の方は見えなかったのですが、大きな岩で埋まった谷で、これが本来の姿なのかわかりません。「ふるさとの川八十八景」と書かれているのですが。

鳴滝を過ぎると地形図では道がくねくねと曲がっていますが、道は実際にこの通りで、崩落だらけです。かなりしっかり作られた道だったようですが、谷側の側面を押さえていたコンクリートがずり落ちており、路上も山側から落ちてきた石や土で埋まっている所が何箇所もありました。これを過ぎると山側の岩がせり出した道で、それから川を南に渡ります。橋が落ちていないのでほっとしましたが、橋を渡るとしばらく道が川になっていました。それから立派な第4号堰堤(平成12年度)がありますが、上流側は湖になっています。ここで林道は南の山に入ります。道は少し歩きやすくなりますが、山側の法面は土がむき出しの所が多く、落石もあります。そして林道の終点に着きました。ここの谷側はしっかりと補強工事がされていて無傷でした。歩き始めて80分でした。

林道の先には斜面に作業道があり、これを使って林に入って、問題なく尾根に上がれました。やっと山歩きとなりました。歩きやすい尾根で、自然林がきれいです。なんとなく作業道があります。密に生えた林はなくて、むしろ開けた場所がたくさんあります。少し登ると、あまり太いものはありませんがブナの木が増えてきて、同時に地面には枯れたネマガリダケの茎が残っています。たまに急登もありますが、長くは続きません。周囲の雰囲気を楽しみつつ、ゆっくり登りました。ときどき見つかりにくくなりますが、マーキングもあります。1246mピーク付近はなだらかで、ブナがまばらに生えています(写真)。地面は膝より低い笹とシダが競合して、その中にネマガリダケの茎が残っています。シダの草原も通りました。

次の1240m+ピークを北に曲がり、北に歩いてまた東に曲がりましたが、人の手が入っていそうもない、気持ちの良い尾根です。東の1228ピークへは草地の細尾根を通り、シダで埋まった急斜面を登りました。幸い曇りだったので助かりました。山の上は林です。ここから鳴滝山までの尾根もブナの多い気持ちの良い場所です。最後の標高差100mほどは、膝くらいの高さの笹が茂った急斜面を登らねばなりません。林の雰囲気は良好です。途中に自撮り棒が落ちていました。断線したので捨てて行ったのでしょうか?自撮りしたい場所であることは確かです。そして笹の間を登って、鳴滝山の頂上に出ました。松尾三等三角点(1287.29m)がありますが、山名のプレートはありません(木が倒れたらしい)。

下山はまず前回同様に北に尾根を歩きました。この付近からは河原が見えます。尾根は植林になりますが、しばらくして西側下に林道が見えます。斜面を降りて林道に出て、林道を歩いて下山しました。と書くと簡単ですが、実は林道をどちらに歩いたら良いのかは大問題です。勾配が下りの方に行くのが正解とは限りません。今回は事前に航空写真で調べてあったので、迷わず南に歩きました。航空写真では林道は木に隠れて見えない部分もあるので、少し心配もあったのですが、幸運にもほぼ間違いなく降りられました。いくつかの林道が集まっている場所があり、木の橋がかかっていて、そこから谷の南側に道がありました。航空写真では見えないのですが、地形図の破線道とほぼ一致します。しっかり作られた道で、崩落箇所もあまりありません。川沿いの自然林を眺めながら、第4号堰堤に出てきました。ここからは再びガレ石だらけ、崩落だらけの道を歩いて県道6号線に戻りました。

林道の荒れかたは、山の上よりも下のほうが激しいようです。付近に降った雨が全部下流に集まるのですから当然なのでしょう。山の上は天国のようでした。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「郷原」「岩屋堂」です。

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