2018年6月16日土曜日

畑から登る養父市の建屋山

これまで何度か登っている養父市の建屋山ですが、今回は東の畑から登ってみました。登り口は乙屋神社で、神社の裏の植林を登ると尾根に上がれました。後はひたすら建屋山を目指して登りました。標高差は600m以上ありますが、長距離なので全体にゆったりとした登山となりました。とは言え最初は少し急登もあり、その先の尾根は場所によっては切り開きがあるものの、藪をかき分ける場所もありました。細い尾根を登っていくと、地形図どうりに道が横切っていました。あまり整備された道ではなく、西側は土砂崩れで埋まっていました。歩くのには問題ないと思います。

植林が増えてきて、そのうちに青いネットも張られています。そして金属プレートの毛坂四等三角点(620.22m)に着きました。周囲には低い松が生えています。ここには2014/08/30に来ました。ここから建屋山までのコースはその時にも登りましたが、楽なコースで、毛坂三角点までよりはずっと速く登れました。切り開きのある712mピークを過ぎて植林を登り、最後に急斜面を登り切ると建屋二等三角点(855.78m)のある山頂でした。切り開かれていて中央にはアシビの藪ができていますが、三角点はその西側にあります。

山頂からは南に歩きました。ここは2014/08/30と2015/04/18に歩いていますが、美しい自然林で落ち葉のクッションになっていました。829mピークまで来ると藪ですが地籍図根三角点があり、見晴らし良好です。西には建屋から餅耕地方面、東には和田山ICがよく見えましたが、竹田城は見えません。ここから東に尾根を歩きました。この付近は2014/08/30に藤和から登ってきた所で、養父市と朝来市の市境の尾根です。尾根は藪ですが北側に降りたところには林道があります。壊れたネットもあって足を取られますが、展望があるのを楽しみに我慢して東に歩くと、徐々に歩きやすくなりました。途中にパラボラアンテナがありましたが、機能していないようです。アンテナ付近はアシビの藪です。そして、乙屋四等三角点(747.05m)に着きました。ここは伐採されているのであちこちに展望が広がります。このあと770m+ピーク付近で林道が終わるまで、林道は尾根に近づきます。この付近からの北側の展望は素晴らしく、ハチ高原まで見渡せます。(写真)

林道終点の付近から、真北に延びた尾根で下山しました。まず739mピークまで歩き、西側の尾根に降りました。この後はこれも長い尾根ですが、数箇所地形図からは分からない急斜面がある以外は何も問題はなく降りられました。分岐がいくつかあって、どの尾根を選ぶか迷いましたが、なるべく乙屋神社に近い方向に降りました。標高300m付近はかなりの急斜面で、東の尾根にしたほうが楽だったかも知れません。最後は堰堤があり、長福寺の裏の舗装道路に出ました。

長い尾根を登って長い尾根を降りたという感じでした。林道から見えた遠景は儲けものをしたような気分になりました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「八鹿」「但馬竹田」です。

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