2018年5月3日木曜日

福知から登る岡ノ上三角点

2009/07/04に福知から林道小の倉線で福地三角点経由で岡ノ上三角点へ歩いたことがあります。この時はとても長いルートだったのですが、もっと短縮してダイレクトに登れないか試してみました。

前回と同様に棚田から林道小の倉線を歩いて行ったのですが、害獣避けの扉に鍵が掛かっており、先に進めません。付近に扉を探したのですが、小さな扉も固定されていて通れません。結局少し戻って堰堤の下の所から登って行くと別の扉があって、これは通れました。この扉は小の倉線にも通じていましたが、今日はこの付近から植林に入って登り始めました。幅の広い尾根で、そこそこ急斜面ですが木に掴まらずに登れます。伐採された木や枝打ちされた枝がありますが、あまり障害にはなりません。そのうちに自然林や岩も多少増えてきます。そして標高700m付近まで登ると左手(東側)が伐採地となりました。さらに登ると、東四等三角点(829.83m)がありましたが、この付近だけ藪でした。さらに植林を抜け、伐採地を抜けて、主尾根に出ました。ここは2009/07/04に通っています。東に930m+ピークまで歩いて南東に曲がりましたが、この付近はまず藪、それから倒木だらけでした。2009年にはこんなに倒木はなかっただろうと思います。倒木地帯を避けて少し東に寄りつつ鞍部を抜けて、ゆるやかに登っていくとアセビの藪の山頂に着きました。藪の中に岡ノ上四等三角点(949.07m)がありました。ここは最近では2015/06/20にも暁晴山から来ていますが、新たに「宍粟別選5名山 岡ノ上三山 岡ノ上(949m)」というプレートが立っていて、見つけやすくなっていました。

下山は来た道(道はありませんが)を引き返し、930m+ピークをそのまま北に歩きました。周囲の雰囲気はここまでと変わらず、アセビを主体とした藪です。マーキングがあり道もかつてはあったようですが、かなり障害物が多く迂回する場所が多かったと思います。894mピーク付近には植林もありますが、尾根の上は藪です。ここで西に尾根を折れて、さらに藪を下りました。結局標高800mを切る付近になって、やっと植林を降りられるようになりました。長い尾根を下り、566m地点の手前まで来ると眼の前は伐採地でいきなり視界が広がりました(写真)。眼下に集落が見えますが、高峰も見えましたし、遠くの山々まで見渡せました。伐採地の下には林道があり、ジグザグに降りていく作業道がありましたが、ガレ石が多そうだったので西に尾根を歩いて植林を降りました。最後はちょっと急勾配でしたが、無事に林道小の倉線に降りられました。

ダイレクトと言っても標高差は700m近くあるので、お気楽登山ではありません。アセビだらけで鹿の食害がひどいようです。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「長谷」です。

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