2018年3月17日土曜日

備前市吉永町の堂ガ谷山

この山は和意谷の西側の山です。和意谷側は谷が深くて登りにくそうなので、西の飯掛から登ってみました。県道46号線が南から飯掛の手前で曲がる辺りから尾根に上がりました。反対側の北側から上がる方が楽だったかも知れませんが、いずれにしてもこの付近は藪です。地面がちょっと窪んでいる作業道と思われるものの名残はありますが、藪に隠れています。枝をかきわけて登ると、地形図で丸く見える350m+ピークの付近からは少しまともな道になって、これで南側の斜面を上がりました。登って行くと道は消えてしまいましたが、あとは藪を登ると少し道らしいものがあり、木見谷四等三角点(320,33m)に出ました。三角点の東のちょっときつい藪を抜けると、尾根の南側に道がありました。これは地形図で南の谷から上がってくる破線道と同流して、ここからは割と歩き易い尾根歩きとなりました。

さほど高い山でもないので、アップダウンもたいしたことはなく、時々膝くらいまでのシダが生えていても、歩くのには差し支えありません。枝や倒木を避けながらですが、気持ちよく歩けました。ぐるっと尾根を歩いて南に向きを変えると、370m+ピークを過ぎたあたりの西側の谷は伐採地帯となっていました。その南で東への分岐を探すと、何のマーキングもありませんが、石標があって倒木が道を塞いでいる付近で道がありました。これも明確な道ですが、途中で南に向かってしまいました。しかしそのまま歩くと、谷を東に渡る付近は土が盛ってある明瞭な道でした。南側は植林です。その先の東側へも道がありましたが、途中で消えてしまいました。とりあえず尾根に上がって藪を歩くと、切り開きがありました。ここから堂ガ谷山まで、時々切り開きがあり、鞍部には盛り土がありますが、シダや灌木が多く、ちょっと歩きにくくなっています。北の尾根に上がって東に歩くと、堂ガ谷山の山頂に着きました。和意谷2三等三角点(364.75m)があります。周囲は雑木林ですが、雰囲気も陽当たりも悪くありません。(写真)

この山は行き止まりなので、西の尾根まで戻りました。北道なのに、何度か藪で方向を見失いそうになりました。西の尾根の道に出て南に歩くと西に曲がっており、たどり着いたた所は大伐採地の奥でした。この伐採地はネットで囲われているので、しばらくはネット沿いに歩きました。備前市と和気町の境界方向は藪で道もなさそうなので、しばらく南にネット沿いを歩きました。途中にネットに引っかかって憤死したらしい鹿の死体がありました。尾根先を西に折れると南側の谷には道があります。未舗装ですがきれいに整備された道です。しかしネットの向こう側なのでネット沿いに歩き、さらにネットから離れて古い道を歩きました。この道は地形図では南東から来ている破線道になります。この破線道は地形図では途中で北西に向かうのですが、そこの分岐が分かりません。何度か探したあと、藪に入ってしばらく歩くと切り開きがありました。この先は例によって途切れ途切れの切り開きと盛り土の道が続きました。298m地点に来てもあまり様子は変わらず、結局最後までそんな感じでした。マーキング等もまったく無く、古い里山という感じです。最後は道路際の斜面の上に出たので少し北に藪を抜けて谷に降りて、携帯の基地局のところで県道46に戻りました。

気持ちよく歩けた部分もありましたが、藪を抜けるのに少々飽きたというのが感想です。藪の密度はさほど高くないので、身動きが取れなくなることはありません。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「日笠」です。

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