地形図で丹波地方を見ていて、なんとなく歩きやすそうだったので歩いてみました。場所は味間奥の北側ですが、北の篠山市清掃センターから歩きはじめました。週末は閉まっていますが、門の脇のガードレールを越えて入りました。そのまま道を歩くと清掃センターに入ってしまいそうだったので、慌てて南の谷に降りました。降りると道がありました。これは地形図では実線で描かれています。これを西に歩くと林道山立線に出ました。ここには「出会」という標識がありました。林道を西に歩いて橋を渡ってから北側の尾根に上がりました。谷が植林なので上までそうかと思ったら、尾根は藪でした。しかし西に少し歩くと、切り開きがあって歩きやすくなりました。
割と平らな尾根で、ふかふかの落ち葉を踏みつつ、疲れずに歩けました。空き缶が結構あって日付の新しいものもあります。日付けを見ていて、ひょっとしたらここは松茸山ではないかと思いました。尾根沿いに荷造りテープが張られている場所も多いので、おそらくそうなのでしょう。道は時々怪しくなりますが、しっかりと作られている場所もあります。そのまま丹波市と篠山市の市境の尾根まで歩きました。ここには「昭和45大山」書かれた杭があります。ここも道があって、南に歩きました。430m+ピークを過ぎ、しばらく歩くと410m+の分岐ピークに出ましたが、行くべき方向にはネットが張られていました。ネットを潜って尾根を降りると、東向きの植林の多い尾根に出ました。
こちらの尾根も歩きやすく、紅葉も見られました。その先で地形図では味間奥方面から破線道が来ていますが、確かにはっきりした道になりました。そして味間山三等三角点(438.34m)に出ました。この日は霧が立ちこめた曇り空でしたが、天気が良ければこの付近は気持ち良いハイキングコースでしょう。と思ったら、406mピーク付近の木に張り紙があって、「当山に許可なく入山した者は、厳しく対処すると同時に証拠を添え警察に通報するので了知のこと。なお当山には二ヶ所にマイクロカメラを設置しているので予め周知する」とのことで、受主さんはえらくお怒りのようでした。しかし予定通りに尾根を東に歩きました。破線道は鞍部で南に降りて行ってしまいますが、そのまま東に歩くと、坂を登った所に不思議なものがありました。自然の倒木には見えませんが、ハシゴかベッドか、用途が分かりません(写真)。さらに歩き易い尾根を東に歩き続けると、336mピーク付近は倒木が増えました。その後はやや急勾配になり、斜面をえぐる溝の脇を降りて、最後は植林を降りましたが、金網があったので扉を探して林道山立線に出ました。あとは林道を歩いて清掃センターに戻りましたが、不法侵入は避けようと思って最後は谷を通りました。一応道はあって、問題なくゲートに戻れました。
天候が良ければ気持ち良く楽に歩ける尾根だと思いますが、林道山立線の方から入るのが正解でしょう。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「篠山」です。
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