地形図を眺めていたら、粟鹿山の東に東西に延びる長い尾根があることに気が付きました。丹波市青垣町稲土の稲土川の北側です。遠阪トンネルの南にあたります。ゆっくり歩いてみることにしました。
登り口は稲土の集落ですが、この山は金網に囲まれているので、道を歩きながら金網に入口を探しました。尾根の先近くに入口を見つけたので、そこから植林に入って、竹藪の尾根の方へ回って、急斜面を登りました。かなり力づくで尾根に上がって、そこからはほとんど植林なので、問題なく歩けました。1時間近く登ると、大河内線67鉄塔に出ました。東側が良い眺めです。ここから主尾根まではすぐです。主尾根も植林で、西に歩くと滝ノ谷三等三角点(629.16m)がありました(写真)。標石の角がかなり丸くなっています。この後は植林が多いのですが、自然林もあり、雰囲気は最高です。ただ、秋よりは夏向きと思いました。615m地点を過ぎると伐採地があり、広く展望が得られます。粟鹿山や岩屋山も遠くに見えます。この後もずっと植林が多く、地形図どうりに長い尾根ですが、アップダウンがあるのであまり退屈しません。障害物も少ないので、考え事をしながら歩いても大丈夫です。そのうちに北側に山東町の町が見えてきます。そして粟鹿山に通じる尾根に出ると、やや藪っぽくなります。アップダウンもあり、最後は自然の家から登ってくる登山道(2016/10/15)に出ました。この付近は地形図には窪地が描いてありますが、沼になっていました。登山道が保守道路に出る付近には使用不可のトイレと展望台がありますが、この展望台は登っても周囲の木が伸びすぎていて、ほとんど景色は見えません。登山道はここから粟鹿山まで保守道路を歩くようですが、山頂に行っても面白いものが無いことは知っているので、保守道路で下山しました。1時間半かかりましたが、紅葉もあってそれなりに楽しめました。途中にはゲートがあって、鍵が掛かっていました。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「矢名瀬」です。
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