銅山は何度か登っていますが、このダイレクトは倉床川上流にある「銅山登山口」の標識の真ん前の尾根から登るダイレクトです。この標識は大路峠に向かう登山道を示しているのだ思いますが、そこから直接登ってやろうという主旨です。しかしやってみると、標識の後ろはひどい急斜面で、登るのは大変でした。崩れやすい斜面を岩まで登って、あとは設置してある金網伝いに登りました。ちょっと登れば尾根歩きになります。こんな苦労をしなくても、少し登ると東側に尾根近くまで作業道が来ていました。あとは歩きやすい尾根を登り続けるだけです。693mピークを過ぎて少し降りると、地形図では西側から林道が来ているようになっていますが、はっきりした道はなかったようです。むしろ東側からの作業道が693mピークに達しているようでした。植林が多く、下草はまったく無いのでとても歩きやすい尾根です。766mピーク付近は大きな岩がいっぱいありました。急勾配もありますが、植林もきれいですが、自然林もきれいでした。最後は分水嶺にあたる宍粟市と養父市との県境に出ました。ここからは気持ちよく尾根を歩いて、銅山に着きました。筏三等三角点(953.68m)があります。
下山は大路峠を考えていたのですが、南に向かう尾根が歩き易そうなので、つい南に行ってしまいました。地形図で分かるように、この尾根の先には急勾配の斜面が待っていました。どちらに降りるか悩みましたが、結局一番楽そうな尾根を降りました。最初は楽だったのでっすが、すぐに崩れやすい砂地の急斜面になってしまい、時間を掛けて斜めに降りました。荒れた谷に降りると、幸いに向こう岸に作業道がありました。この付近で終点なのでラッキーでした。この作業道を真っ直ぐ降りれば帰れると思ったのですが、真っ直ぐ降りると行き止まりでした。少し戻って、対岸西側の作業道へ移り、南に歩くと、こちらは正解でした。途中に銅山への道標があり、これは作業道を使わずに尾根を分水嶺まで登っていく道のようでした。これで登って銅山経由で大路峠へ降りるのがベストな登山道かも知れません。ただしこの付近は作業道が多く、ここまで来る間に迷いそうでした。そのまま降りて太い林道に出てくると、また「銅山登山口」の標識がありました。大路峠への標識よりも1.5kmほど奥です。
あとは林道歩きで最初の「銅山登山口」へ戻りましたが、途中に崩壊しかかった作業道があり、興味があったのでちょっと登ってみると、坑道の入口がありました(写真)。周囲を囲って立入禁止の札が掛けられていますが、入口は土砂でほぼ埋まっており、現状では入れません。
実は8/26に大路山に登ったのは、銅山に登ろうとして尾根を間違えたのでした。銅山への尾根は一つ奥の、阿舎利国有林の看板が立っている方です。
展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「大屋市場」です。
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