2016年10月29日土曜日

赤西渓谷から竹呂山

最近は「森林セラピーロード」になってしまった赤西渓谷ですが、車が増えて行きにくくなったとは言え、美しい渓谷には変わりありません。まだ紅葉にはちょっと早いのですが、赤西渓谷から竹呂山に登ってみました。

いつものように林道を走って、ゲートのある所に車を停めました。そして渓谷沿いに歩き始めました。竹呂山に登るなら、赤西川上流の分岐近くまで行って1066mピークを目指して登るという手がありますが、これは以前に降りたことのあるコースで、途中にネマガリダケの藪があるので避けました。かわりに少し手前の、「森林セラピー基地」近くの尾根から登ることにしました。ここには地形図には短い実線道が描いてありますが、じっさい作業道があり、ジグザグに登っていきます。終点の先にはネットと伐採地が広がっていました。ネットに沿って作業道らしい道があって、これを登りました。伐採地のススキと、なりかけの紅葉がきれいでした(写真)。792m地点を通ってネット沿いに尾根を登り、伐採地の上まで来ると、細い尾根を歩きましたが、前半はススキの藪でした。林を抜けると急斜面に突き当たります。ここからは作業道もないので適当に登りましたが、灌木の藪で棘のある枝も多いので、南の植林近くに迂回しましたが、こちらはもっと急斜面でした。ここを抜けるとやや歩き易くなりました。そして標高差250mほどを登ると、竹呂山山頂に出ました。宍粟50名山の碑が立っており、中山三等三角点(1129.27m)があります。相変わらず周囲は気持ちの良い林で、落ち葉が綺麗でした。

下山は南に尾根を歩きました。途中でカンカケ峠に行く尾根と別れますが、これを東に降りて、980mピークを過ぎて、さらに南東に降りました。自然林がきれいです。何かの作業の途中なのか、途中に巻いた金属のネットが積んでありました。ちょっとシダの草原を抜けると南側は植林になります。そして834m地点から真東に尾根を降りました。最初は尾根が見つからなくて苦労しましたが、尾根に乗ってしまうと勾配もさほどではなく、しばらくは楽でした。しかし徐々に倒木が増えてきて、さらに降りると倒木だらけの植林になって、乗り越えたり潜ったりが大変でした。そこを抜けると、赤西渓谷に戻ることができました。

セラピーに良いかどうかは知りませんが、赤西渓谷も山頂の尾根も、自然林は気持ちのよいものです。

展望 ☆☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「西河内」です。

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