大原の高照峰(「こうしょうほう」と読むらしい)は地形図に名前が書いてあるにもかかわらず。ネットで登山記録を調べると二つしか出てきません([1][2])。しかもどちらもかなり苦労して登っている感じです。とりあえず尾根伝いに登ろうと、地元の人は登らないという([1])三九郎稲荷神社から登り始めました。
稲荷神社の裏は笹薮ですが、すぐに歩き易い植林となりました。作業道がときどき上がってきています。尾根に道はありませんが、問題なく歩けました。しばらくすると自然林になり、その後も植林と自然林が混ざっていますが、たまに倒木がある程度で、尾根には特に歩きにくい場所はありません。最初は地形がやや複雑ですが、とにかく上を目指して歩けば迷うこともなく、1時間もたたないうちに山頂に着きました。周囲は伐採されて腰くらいの高さの笹が生えていますが、そんなに歩きにくくありません。高照峰二等三角点(655.03m)があり、近くに「世界人類が平和でありますように」と書かれた杭が倒れていました。
山頂からは北に歩きました。笹薮を抜けるとだんだん伐採された木が地面に増えてきます。その分展望は良くて、東に吉野川沿いや日名倉山が見えました。東側下方に林道があり、いったん標高600m-の鞍部で林道に降りましたが、そのまま下山しそうだったのでまた西のピークに登り直しました。ここは伐採した木が転がっている急斜面で、足を取られました。登っても植林で、北に降りましたが伐採された木が邪魔です。西側下には作業道があります。ちょっと我慢して北に降りると、伐採されて見通しの良い場所に出てきました(写真)。歩きにくい伐採地の尾根を伝って北に降りて、546mの鞍部に出ました。ここは伐採されていません。西側は荒れた自然林ですが、すぐ下に作業道が走っています。東側もは細い作業道が植林の斜面に付けられています。この道は斜面を斜めに走っているので簡単に洗い流されてしまいそうですが、よく歩かれているのかしっかり残っていて、間伐材だらけの植林の斜面を北方向に降りて、地形図の林道に出ました。少し歩くと作業道の入り口があり、ここから谷の道は舗装されています。
このまま美しい黒谷川に沿って戻ってもよかったのですが、谷の分岐まで来ると目の前の尾根に簡単に上がれそうだったので、ここからは尾根を歩きました。393mピークには地形図では破線道が通っていますが、お地蔵さんがありました。ここから南の尾根はいかにも里山という雰囲気です。歩きにくい場所はありません。植林と自然林が混ざっています。庄田の西側には共同アンテナがあり、道が尾根を横切っていました。最後は愛宕神社に出てきました。大原の町が望めます。神社の前(南側)に道があったので降りたのですが、すぐに藪になってしまいました。地形図にあるように東側、もしくは北の鞍部から東に降りるのが正解だったと思います。少し藪漕ぎして、給水所に出て、さらに植林を降りて無事に下山できました。この付近の山には害獣避けネットなどはありません。
3時間ほどで一周できました。稲荷神社から登るのは正解だと思います。
展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「古町」です。
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