2014年6月14日土曜日

南から登る郷鴫山

佐用町の山にはあまり良い思い出が無いのですが、性懲りもなく今回は南から郷鴫山に登ってみました。郷鴫山から南に伸びる尾根の一番端は、佐用川を遡って上石井から道が奥海と若洲に別れる所です。ここには若洲水源地・浄水場があります。浄水場の前の斜面をちょっと登るとすぐに尾根に乗れて、あとは尾根を東に登って行きました。倒木の多い荒れた尾根ですが、下草はありません。すぐに南側が伐採地となりネットが張られています。ネット沿いに登り、さらに登り詰めると510m+ピークに出ました。ここからは場所によって倒木もありますがだいたいは歩きやすく、540m+から569mピークを過ぎて、北に降りる所は地形がよく読めなかったのですが、ちょっと尾根が窪んだあたりから急斜面を降りました。この付近は植林で、良い雰囲気です。490m+の長い尾根が続きますが、なんとなく人の手がかけられた地形に見えました。507mピークを過ぎて、少し登りになります。580m+付近まで上がると平らになりますが、その先は倒木地帯でした。この先にも630m+への登りに入る前に倒木地帯がありますが、よく観察して抜け道を探せば通り抜けるのは難しくありません。ここを抜けると再び気持ちの良い植林です。そして少し登って東に698mピークが見える付近では東側が伐採地となり、ネットが張られています。谷底には滝があるらしく、大きな水音が聞こえていました。ネット沿いを急登したり林の中を歩いたりしていくと、伐採地の一番上に出てきて、山崎智頭線49鉄塔が立っています。鉄塔の周囲は広く伐採されて、芝生のような草が生えています。涼しければ寝転んだのですが、日差しが強いのですぐに北側の林に入って、さらに登って行くと、郷鴫山山頂に出ました。奥海三等三角点(783.73m)があります。以前に登った時と違うのは、三角点周囲が伐採されて北側の展望があることでした。日名倉山や、後山の連山(写真)が見えました。山の名前を書いたプレートもありました。ただ、伐採を行ったため、伐採した木が頂上周囲に積まれており、頂上へのアクセスはかえって悪くなったような気がします。

下山はまず山頂から鉄塔に引き返しました。関電の巡視路で西に降りることもできそうでしたが、西寄りの尾根で下山しました。ちょっと藪を抜けると、植林の歩きやすい尾根になりました。特に550m+から520m+へ真南に伸びる細尾根は、気持よく歩けました。520m+ピークから西に折れて、430m+まで折れると共同アンテナがありました。そのまま共同アンテナのケーブルと一緒に降りて行き、最後はちょっと南寄りの尾根を降りました。降りた先は無人の民家でしたが、川を渡るのに苦労しました。ケーブルについて行かずに南の尾根を降りるのが正解と思います。

これまで歩いた佐用町の山に比べると、ずっと歩きやすい山でした。植林の倒木地帯を除けば文句のない登山道です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「古町」「千草」です。

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