2013年11月2日土曜日

朝来の大路山

竹田城の西側の山が大路山です。竹田城の駐車場から登山道があるようなのですが、竹田城の駐車場は常に満車状態で近づくことすら困難です。それで大路ダムから登ることにしました。ところが大路ダムに向かう道には「入山禁止 大路山全域を茸類の乱獲と山火事の防止のため関係者以外の入山を禁止する」という殺生な札が立っています。ダムの周回道路にも「松茸山につき大路山・瀬本山入山禁止」という札がいたるところに立っています。瀬本山がどの山か、調べても分からなかったのですが、とにかく松茸を特に美味だと思わない私は松茸を採るつもりは全く無いので、紐が張っていない所から登らせてもらいました。

登りはじめたのは大路ダムの北側の尾根です。最初は谷にあった道を登って行きましたが、道が怪しくなってきたので急勾配の藪を登って230m+ピークに出ました。そこからは北に縦走しました。植林を抜けると笹が茂っています。370m+ピーク付近からは竹田城が望めました(写真)が、それ以外の展望はありません。410mピークからは地籍調査のピンクテープがあり、竹田城駐車場からの登山道です。だんだん道がはっきりして歩きやすくなりました。山頂には千眼寺三等三角点(603.17m)がありますが、標石の角がだいぶ摩耗しています。

山頂からは西に尾根を歩きました。特に歩きにくくもなく、景色も見えない尾根です。勾配もそんなにはありません。650m+ピークに登ると、朝来市の地籍図根三角点がありました。ここからは南西に尾根を歩くつもりだったのですが、考え事をしながら藪を下っていると、実は南東の尾根を降りていました。しかも470m付近まで降りてから気がつきました。登り返すのは大変で、500m付近まで登ると細い水平道があったので、それを歩きました。唐川に通じる峠まで出られないかと思ったのですが、さすがにそれは甘くて、谷を渡って隣の尾根で道は無くなり、結局標高差150mほどを登って、651mピークに出ました。

時間があれば南の物部山まで行きたかったのですが、この登りで疲れ果てて、峠から下山することにしました。峠まではひどい藪もなく歩けました。峠は切通しになっており、きちんと作られた道が通っています。これを東側に降りて行きました。幅の広い道なのですが、手入れが悪く、倒木が行く手を塞いでいたり、道の真中に木が生えていたりします。それでも最初は斜面をジグザグに進んでいきますが、最後は谷に降りてしまいました。谷は倒木(放置された間伐材が大雨で谷に滑り落ちてきた)で埋まっているため、道のない斜面を適当に降りました。そのうちにコンクリートの道に出ましたが、土石流の跡が残っており、なかなか歩きやすくなりません。最後は治山工事用の道に出て、歩きやすくなり、大路ダムまで戻りました。地形図ではこの谷の破線道は川よりも南に描かれており、歩いてきたのは川の北側だったので、南側に移ればもう少しまともな道があったかも知れません。

松茸シーズンを外して、再挑戦したい山です。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★☆
地形図は「但馬竹田」です。

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