2013年1月27日日曜日

飾東町の野深三角点


姫路から山陽自動車道に乗って東に走ると、播但道への分岐を過ぎた後で左側の山腹に神社が見えます。これが飾東町北野の天満神社ですが、この東側の馬蹄形の山並みを一周して来ました。登り口はもちろん天満神社で、蹄と鼻面が青で描かれた大正13年の絵馬があります。神社の北側の笹藪を抜けると簡単に尾根に出られました。最初は道があり、赤テープや赤ペンキのマーキングがありますが、すぐにシダ藪になりました。90m+ピークを過ぎていったん少し下がって140m+への登りになりました。この付近は南側の方が歩き易かったので南斜面に近づくと、石組みがありました。石を綺麗に四角く切って積んであるので、新しめのようです。この付近は藪で、140m+ピーク付近は少しだけ落ち葉の上を歩けますが、他はずっと藪漕ぎでした。実際の所、この山の尾根はほとんど全部藪です。

168mピークも、とにかくすべてがシダ藪かシバ藪になっています。歩けないわけではないのですが、木の枝が顔に当たるのでそれを押しのけなければなりませんし、倒木もあり、イバラもたくさん生えています。展望はたまにあり、一息つけますが、この付近には岩場はありません。200m+ピークは、シダが少なく良い雰囲気なのですが、長くは続きません。高い木が少ないのが特徴でしょう。実は踏み跡の残っている場所は多いのですが、シダが上から覆い隠しています。大きなシダ藪の固まりはなるべく避けて巻いて歩きました。下手にシダ藪に突っ込むと、足が地面から浮いてしまって身動き取れなくなります。三角点への登りも踏み跡がありますが、灌木が両側から枝を伸ばしているので容易には歩けません。やっと頂上に着くと、野深四等三角点(243.57m)があり、周囲だけ木も草もありません(写真)。大柿さんの2008.2.8の赤プラスチックが木に下がっていました。北から来られたようです。山頂からは海も見えましたし、景色を楽しめます。

三角点の先は北東に降りて北に行かねばならないのですが、方角が分から深いずシダ藪の中で立ち往生しました。正しく北の尾根に行くと、シバ藪が増えました。東の法華中継所のアンテナが見えてきます。頂上の王神峯も屋根が見えます。ここは姫路市と加古川市の市境ですが、たまに標石がある程度です。徐々に岩場が増えてきて展望も良くなりますが、藪はいっこうに減りません。踏み跡は相変わらずありますが、シダに覆われており、すぐに消えてしまいます。いくつもピークをアップダウンしましたが、結局この状態は尾根の北端まで続きました。最後は国道372号線に降りました。

3時間半かかって3.5kmしか歩いてません。注意深くシダ藪の固まりを避けたので絶望的な状況には陥らずに済みましたが、好きこのんで歩く山ではないと思いました。

展望 ★☆☆
藪山度 ★★★
地形図は「笠原」です。

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