2013年1月19日土曜日

大藤山と高山


大藤山は加古川市志方町の長楽寺の裏山(というか、寺の名前が大藤山長楽寺です)です。高山と繋がっており、両方まとめて歩いてみました。

2011年の台風で本堂が全壊して再建中の長楽寺に車をとめて、西に歩きました。県道65号線を西に歩くと、「腹切り地蔵」のところに高山登山口があります。溜池の横から始まりますが、岩が多い斜面を真っ直ぐに登っています。途中に姫二火力線39鉄塔があり、それから尾根に出ます。北に向かうと眺めの良い岩場に出て、251mピークを過ぎて主尾根に出ました。ここから高山まで往復しました。登山コースには赤い金属板の標識が付けられており、迷う心配はありません。高山は展望は無く、川北三等三角点(298.29m)があります。

高山から尾根を東に歩き、「峠」方向に歩きました。登ってきた道ほど頻繁ではありませんが、こちらにも赤い金属板の標識があります。ただし道はかなり藪っぽくなります。まず260m+のピークに登りますが、ここは眺めは良いのですがシダ藪です。ピークに出て南東に降りるところは笹藪ですが、足元をよく見ないといきなり大きな段差があったりします。ここを過ぎると歩き易くなり、まず姫一火力線42鉄塔があります。良く整備された送電線の巡視路を気持ち良く歩くと姫二火力線41鉄塔に出ます。この先も巡視路なので楽ですが、ちょっと脇の藪に入って、山中四等三角点(204.68m)を見てきました。巡視路を降りて行くと切通があり、ここが峠かと思うとそうではありません。この切通は北側に道がありません。もうちょっと歩くと、姫二火力線42鉄塔があります。さすがに火力線で電圧が高いらしく、碍子が20近くも使われています。その東で、地形図に破線道のある峠に出ました。この付近は竹藪ですが、ちゃんと道が通っています。

峠から東は大藤山登山道となります。とは言っても最初は巡視路で、姫二火力線43鉄塔に出ました。ここから北に登って尾根に出て、あとはなだらかな尾根歩きとなりました。すぐに「大藤山」という金属プレートの標識があって、ここが山頂かと一瞬勘違いしたのですが、ここから東に少し尾根を降ります。「蛇が池」への分岐がありますが、これは北の大釜池へ降りる道です。蛇が池への標識の下に「マムシ注意」とあったのは笑えました。蛇が池では雨乞いをするそうです([1])。姫二火力線44鉄塔を過ぎると道の脇にやたらとロープが張ってあります。この道は水平道ですが、「遊歩道~頂上」の標識があり、ロープに沿って歩いて行くと、別の登山道に出ました。これを登ると240m+に出ますが、ここには東登山道と西登山道の両方の標識がありました。登ってきたのは東登山道でしたが、峠は西登山道から行くことになっており、どこかで道を間違えたのかも知れません。ここからは平らな尾根を歩いて大藤山山頂に出ました。西牧三等三角点(250.79m)があります(写真)。なお山頂には「大藤山山頂標高251.1m」と書いてあり、標高が三角点と微妙に異なります。

下山は東の尾根にしました。ここまでずっと登山コースを歩いてきて、藪はあったものの歩き易くてやや物足りなかったのですが、東の尾根には整備された道はなく、まず藪の中で尾根を探しました。尾根道が残っているところもありますが、ほとんどは藪と化しています。しかしシバ藪なので枝が邪魔なだけで歩くのに支障はありません。どっちの方向を見ても降りられそうな感じで、ちゃんと尾根を辿るために何度も現在地を確認しました。最後は小さな藪のピークを二つ越しましたが、二つ目は前山と言うようです([2])。大日如来の梵字の刻まれた石碑と、「陽仰塔」と刻まれた石がありました。ここからは良い道で、地形図にもある墓地に降りました。

高山も大藤山も展望のある山ではありませんが、今日歩いた範囲では登山道は整備されています。ほとんど植林が無いのが特徴と言えば特徴でしょう。大藤山は、ほとんど展望はありません。

展望 ★☆☆
藪山度 ★☆☆
地形図は「笠原」です。

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