2023年6月17日土曜日

ハサリ川から赤谷山

 


兵庫県から国道29号線で県境の戸倉トンネルを通って鳥取県に入り、落折集落を抜けて落石避けのトンネルを降りていくと、南にハサリ川(羽佐利川)沿いの林道があります。最初は簡易舗装されていますが、すぐに石ころだらけになりました。しかし上流に国有林があり、木材の積み出しに使われたようで、しっかりした林道です。いちどヘアピンターンして谷から北の斜面に移りますが、すぐにまた谷沿いとなり、谷を渡って西(南)側に移り、その後にまた反対の東(北)側へと移りました。そして分岐があり、南行きの林道は橋を渡りますが、ここを東側へ登っていく林道を進みました。分岐点にある杭から、は若桜町がこの国有林用の作業道を作ったことがわかります。こちら側の林道は荒れ気味ですが、しっかりと作られていたようです。地形図通りに谷を巡って少しずつ登っていきます。この付近の谷には水を流す金属の溝が設置されていますが、これは航空写真でも確認できます。地形図の終点よりも先まで林道は延びていますが、標高860m付近で終わっていました。しかし植林の作業道がさらに延びており、これで斜面を歩き、登って標高920m付近の尾根の先で作業道が終わっていたのでそこから尾根を登り始めました。急斜面で足元が崩れやすく、掴まる木も少ないので最初は大変でしたが、標高差100mほど登ると楽になってきました。そしてネマガリタケが生えているようになり、1020m+で尾根に上がれました。この尾根は2017/07/23に下っていますがネマガリタケが茂っており、登ろうとすると茎が曲がっているのに正面からぶつかっていくような感じでした。ネマガリタケの密集した藪ををかき分けて登っていき、1190m+の南付近で県境の稜線に出て、南に行って落折二等三角点(1216.57m)のある赤谷山の山頂に着きました。晴天で視界良好でした。


赤谷山からは南に県境を歩きました。ネマガリタケが以前より茂っており、かき分けないと歩けません。スキー場への分岐をすぎ、最近では2020/11/11に来ている1170m+から西に降りました。ここは道がなく、ネマガリタケの藪なので方向がわからず苦労しました。しかし少し下るとネマガリタケが減って、快適な自然林になりました。いちど1020m-まで下ってからまた登り、1180m+は笹もシダも減って気持ちの良い場所でした(写真)。ここから北に下山しました。もうネマガリタケはなく快適な自然林でしたが、分岐が多いので何度もGPSを確認しました。標高900mを切った付近から細い尾根になり急斜面でした。そのまま降りていくとまた快適な尾根になりましたが、最後はまた急斜面があり、谷の合流点に着きました。ここにはコンクリート製の水路のようなものが残っており、西側の谷には石積みがあって以前は橋がかかっていたことが分かりますが、いまは急流があるだけです。しかたなく渡りやすそうな場所を探してオーバーシューズを使って渡りましたが、意外と深くてズボンが濡れました。西側には林道があり、それを歩いて国道29号線に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★★

地形図は「岩屋堂」「戸倉峠」です。



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