2022年6月12日日曜日

植林で登る生野の八幡山

 


2022/05/15に登山道で八幡山に登った時に、下山の植林が歩きやすかったので、今回は植林を登ってみました。前回下山で通った林道を歩き、林道に突き出している植林の尾根を登り始めました。なだらかで登りやすいのですが、少し登るとネットがありました。しかしかなり切れ切れで問題なく通れました。徐々に急斜面になって岩も転がっており、またネットがありますがこれもぼろぼろでした。地形図通りに標高550mから600m付近は急斜面ですが間伐材が邪魔なだけで登るには差し支えありません。ここを登り切るとだいぶ楽になって、きれいな植林になりました。稜線に出て八幡山に向かいましたが、途中で西側斜面を見に行きました。岩塊流の跡という感じで岩が転がっていますが、そんなに大きな岩はありません。尾根に戻って東に歩いて八幡山に着きました。八幡山三等三角点(775.26m)があります。


山頂からは引き換えして南に尾根を歩きました。登ってきた750m+ピークを過ぎて、762mピークを過ぎて南西に向かいます。植林ですが、シダが生えている所もあります。アップダウンが続き、金属プレートの段の尾四等三角点(729.61m)に着きました。展望はありませんが、この付近は時々東の方が見えます。この先はきれいな植林になり、地形図では700m+の細い鞍部をアップダウンしますが、ここはかなり急斜面です。しかし植林なので我慢して登るだけです。登りきってから植林を南東に歩きます。ここの779mピークがGoogle Mapで入炭山東峰となっているピークのようですが、この付近には道があります。ここで植林を出ると青いネットがあり、急斜面の岩場となります。展望は良好で、北から東、南に市川方面まで見えています。ネットの中にはビニールにくるまれて植えられた木が成長しており、窮屈そうでした。この付近の岩は大きく、色も黒いので迫力があります(写真)。紅白の播磨中央線三三鉄塔は航空灯の電源には静電誘導方式を使っている珍しい鉄塔です。2009/09/26にもここまで来ました。


鉄塔からそのまま尾根を降りて下山することにしていたのですが、予想外にこの尾根は植林ではなく、ススキや灌木の藪でした。その真中にネットが張られているので、どちら側を歩くかが大問題でした。結局最初はネットの内側を歩き、途中から外側を歩きましたが、勾配は急ですし岩もある藪漕ぎなので決して楽な下山ではありません。山椒の棘にも要注意でした。我慢して降りていくと少しずつ大きな植林された木が増えてきました。そして林道が見えてきましたが、これは西から来て尾根で西に折り返しているものでした。この下は少し藪が続き、ネットは北に分かれていって間伐材の転がっている降りにくい植林を降りました。少し平らになると作業道らしい道があり、これを降りていくと地形図の実線道に出られました。ここは現在は南北に二組の林道があって、新しい方は「林業専用線神河2号線」となっていました。これを北に歩けば下山できそうでしたが、予定通りに道の脇の土砂を登ってススキに完全に埋もれた金属プレートの間谷四等三角点(462.37m)を探し出しました。そのまま藪を歩くと共同アンテナの残骸があり、さらにススキやイバラをかき分けて植林に出ました。これは美しい植林でした。下っていくと北の谷に立派な堰堤があって谷を渡れません。谷沿いに歩くともう一つ立派な堰堤がありました。さらに播但線の方に歩いていくと、祠が見えました。降りてみると赤い鳥居もありました。ここから播但道をトンネルで抜けられました。


展望 ★★☆

藪山度 ★★☆

地形図は「生野」です。



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