2022年6月4日土曜日

高倉神社から三久安山

 


音水湖の少し北の鹿伏の集落から谷を東に歩くと、その奥に高倉神社があります。ここから三久安山に登ってみました。高倉神社からは地形図通りに林道が谷の南側を走っています。谷には堰堤がいくつもありました。そして北の谷に向かう林道への分岐を経て、林道は地形図で実線道が破線道に変わるところで終わっていました。ここには堰堤があります。破線道はどうかと歩いてみると、なんとなく道があります。かなり怪しげですが、一度谷の北側に渡り、また南に戻ってなんとなく続いていました。この付近にも石積みがあるのに驚きました。谷はいくつかに分かれていますが、南の方の谷を進みました。そして谷が細くなって歩きにくくなってきた付近で2つの谷の間の尾根を登りました。最初に少し藪っぽいところを抜ければ、後は気持ちの良い自然林でした。登って行くと南側は植林となり、植林の境を登っていくと、1060m+付近で主尾根に出ました。ここから三久安山は気持ちの良い自然林で、大きなブナが生えています。この付近はだいたい西側は植林、東は自然林で、尾根には大きな木が生えています。最後にちょっと急な坂があって、三久安山に着きました。小原三等三角点(1123.13m)がありますが、展望はありません。高倉神社から1時間半なので、あまり近道とも言えないようです。


三久安山からは北に戻りました。何度か歩いていますが、この付近では屈指の気持ちの良い尾根です(写真)。1012mピークに登り、北にゆっくり降りて、またゆっくり登って、1067mピークに着きました。ここから西の尾根に曲がって三宝三角点経由で下山することもできましたが、天気が良かったので更に北に歩きました。北東の1050m+ピークに出て、992mピークを過ぎて、そのまま歩くと東に降りてしまうので気をつけて西に曲がりました。この尾根は2012/06/23に逆方向に歩いていますが、方向が違うと注意点も変わってきます。尾根が狭めで少し藪っぽい感じがしますが、歩くには問題ありません。1012mピークで、ここも注意して西に曲がり、その後は北に降りて行って途中で西に尾根を乗り換えました。この尾根にはネットが倒れており、徐々に西側の谷は伐採地となりました。ここは最近だと2020/11/03に逆コースで歩きましたが、だいぶネットが倒れていて、いまや立っている部分は殆どありません。植林を登って伐採されている道谷四等三角点(926.26m)に着きました。


この付近の植林は気持ちよく、950mピークを過ぎて、ここも気をつけて南に急斜面を降りましたが、ネットがあるので迷うことはありません。しばらく降りていくと徐々に尾根が狭くなりました。少し灌木が邪魔で、さらに868m地点が近づくと岩が増えました。そこを抜けると平らになって大きなベンチがありました。地形図ではこの付近に遊歩道らしきものが描かれているので、それを降りようと南に向かう尾根を降りましたが、柵のようなものがある割には道はなく、滑りやすい急斜面でどうしようかと思っていると、道がありました。地形図ではもっと東の方から来ていますが、尾根では気づきませんでした。この元遊歩道もすぐに終わってしまうので、そのまま降りようかと思いましたが、地形図を見ると尾根が東の谷の方にあるようなので、そちらに向かう作業道を見つけて行ってみました。確かに幅の広めの道があって、ジグザグに谷を降りて行きました。斜面の道なので上から流れてきた土砂で平坦になっている箇所もたくさんありましたが、それでも斜面をまっすぐ降りるよりは楽で、長く歩きましたが最後は谷まで降りられました。降りた所に看板があって、降りてきた道から尾根を西に行ってくるみの里に降りる道(2012/06/23に歩いたルート)は「夢を育む森(田園型)」として整備されたのだそうです。この谷の道も幅は広いのですが最初は大きな石が多くて歩き辛い道でした。そのうちにコンクリート舗装になり、国道29号線に戻りました。


展望 ★☆☆

藪山度 ★★☆

地形図は「戸倉峠」です。



0 件のコメント: